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2011年01月02日06:39

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「ゼロ劇場版3」その2 タイトル決定

さて、そんなことでベリアル帝国が押し進めている計画の秘密にそれと知らずに触れていくことになる4人ですが、いうまでもなくこの展開は、4人パーティーによるRPGの展開の形式そのものです。どんどん道を突き進んで敵と戦い倒すごとに新たな謎が解けていくわけですから、敵に個性を設定する等である程度緩和されるにせよ、そのままでは謎の解明だけが興味の焦点の単調な展開に陥る危険なしとしません。

ここにもう少しスリルを増す要因を持ち込めないかと考えた結果思いついたのが、解き明かされる謎により、4人の結束がゆらぐような展開を作れないだろうかということでした。劇場版2では別の宇宙から飛来したゼロが、3人の勇者と出会い仲間になってゆく過程が描かれていて、ウルトラ兄弟のような絆がまだないところから関係を築いていくところも興味の焦点になっていましたから、まだ固まりきっていない絆が試されるような展開があってもいいのではと思ったのです。その場合ゼロが主人公なのですから、試されるのは当然ゼロと他の3人の関係性ということになるはずで、その理由として最も自然なのはこの宇宙に生まれた3人と他の宇宙から渡ってきたゼロの立場の違いではないかと思われます。となれば謎の正体は、この宇宙のみならずゼロの宇宙を含む他の宇宙にも影響を及ぼすものでなくてはならず、その点への対処を巡り考えが対立する可能性があるものなのが望ましいことになります。


ここで劇場版2におけるベリアル帝国のふるまいを思い返してみると、彼らは明らかに他の宇宙への侵略の意図を持ち、ゼロの宇宙へもダークロプスの一大軍勢を送り込んでいます。けれど光の国の力を集めても他の宇宙にゼロ一人しか送り込めなかったはずですから、一大軍勢を送り込むには想像を絶する力を結集しなければならなかったはずです。

なぜ光の国からは一人しか送り込めなかったかといえば、力を集めるといっても光の国の機能が正常に営まれることを妨げない、いわば余力の範囲で集めているだけだからですが、ベリアル帝国はそんな配慮などしないでしょうから、資源もエネルギーも絞れるだけ絞って、あらゆる宇宙に自分たちの勢力を渡らせるための捨て石として使い捨てるつもりなのは明らかです。

それを阻止すればいいだけなら、4人のヒーローたちは単に帝国と戦えばよく、この宇宙の中だけで問題は解決できます。けれどそんな段階を通りすぎていたとしたら、たとえば限度を越えた収奪で宇宙のバランスが崩れていたりしてもう生きていける環境でなくなっており、宇宙の崩壊と引きかえに生じるエネルギーを使い別の宇宙に渡るしか生存の道がなくなっていたら、陰謀をつぶせば宇宙もろとも全滅するしかなくなるわけで、さあどうするということになってきます。

ここで善の勢力が悪の勢力をいわば出し抜いて、善の勢力だけが脱出に成功するというのが勧善懲悪の観点からは正しいのでしょうが、それだと結果的に悪の勢力がやっていることと同じになってしまうのが僕としてはどうにも引っかかるので、安心して子供に見せられるウルトラは本物の劇場版3を作ってくれるスタッフにお任せして、ここでは探究の旅の果てにたどりついた結論として、自分たちだけが他の宇宙へ渡るつもりの帝国軍もろとも渡るか滅びるかの選択肢しかないことがわかってしまったことにしようと思います。

こういう話になるのなら、なにしろ劇場版2にはウルトラマンネクサスに登場した究極にして神秘のウルトラマンであるノアが、バラージ神殿のいわば神として登場していたわけですから、対をなす存在にして最大の闇のウルトラマンであるダークザギも一種の魔神として出ないとイカンだろうと思うので、私的劇場版3のタイトルを「黒翼の破壊神」に決定いたします。

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