mixiユーザー(id:7656020)

2010年01月20日18:17

44 view

YST搭載マイクロコンポ

家電店の音響機器コーナーを見ていてかなり前から思うことは、iPod専用端子を持った製品が増えたということ。なぜここまで普及したのかと思いますが、少なくともゼネラルオーディオではiPodに対応していないと許されないようでさえあります。そんなiPod対応マイクロコンポをつらつら眺めていると、ヤマハのモデルのスピーカーの隅に描かれた忘れられぬロゴマークが目にとまり、思わず声が出そうになりました。

 YST
 ヤマハ・(アクティブ)サーボ・テクノロジー

これは低音ダクトを持つスピーカーの低音再生能力を向上させるヤマハ独自の技術で、簡単にいえばスピーカー内部の空気バネの力を弱めて振動板の動作をスムーズにさせるため、スピーカーに応じたキャンセル信号を流すというもの。小型のキャビネットから効率よく低音を引き出すことができ、サブウーファーには広く搭載されていますが、小型コンポでも威力を発揮する技術です。アンプとスピーカーをセットで設計するものなのでスピーカーを分離できないラジカセにとっては切札とさえいえるものですが、ヤマハはそもそもラジカセを商品化したことがないので昔から残念に思っていました。90年頃にシャープが一時的にライセンス契約を結びこの技術を搭載したラジカセを2種発売しましたが、あれは僕の知る限りオーケストラをそれらしく鳴らすことのできる唯一のラジカセで、10年もの間愛用していました。とりわけ阪神大震災の時期に当時存命だった叔母の家にやっかいになっていた頃には、これ1台でなんでもかんでも聴いていたものです。ゼネラルオーディオの宿命で10年たった頃にカセットもCDも動かなくなってしまいましたが、それでもFM専用機として使いつづけ、とうとう20年目の昨年末には音が出なくなってしまいましたが、単に思い出深いというだけでなくラジカセはかくあるべしという僕自身の理想がそのまま実現したようなモデルだったので、捨てることができずに永久保存しています。

今回ヤマハから出ているモデルもラジカセではなく本体と左右のスピーカーをケーブルで接続する3ピースコンポですから、置き場所の自由度が高い反面やはりラジカセで出してほしかったとの思いも正直禁じ得ないところです。なにしろ本体とスピーカーを分離したら無意味な技術なので、そのことが形に出るラジカセに搭載されてこそ美しいと思うのですが……。

スピーカーの容積はシャープのラジカセとほぼ同じ。ユニットも10センチフルレンジということで同等。おそらく音も似ているのではと思いますが、店頭では音出しができない状態だったので確かめられずにいます。これで音もそっくりだったら懐かしさのあまり買ってしまうかも(汗)

型番がMCR−040と140の2種ありますが、見たところはデザインも仕様も全く同じです。何が違うのかと思ったら140にはワイヤレス機能が搭載されていました。iPodとの通信が主たる目的のようですが、オプションのキットを使ってサブウーファーをコントロールすることもできるそうで、この場合は単品コンポに迫るかなり本格的な音質になると予想されます。前から僕は、スピーカー付きのテレビ台があるのだからラジカセやミニコンポにもサブウーファー内蔵の置き台を別売りで用意してくれればと思い続けているのですが、この措置はそれに近い発展性をもたらしてくれそうです。

試聴して音質が納得できるものだったら欲しくなりそうなモデルです。iPodもついでに買ってしまうかも。iPodは機種が多すぎて正直わけがわかりませんが(大汗)

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2010年01月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31