NHK「ナビゲーション」 (東海北陸7県ローカルの情報番組)、
サブタイトル「住めなくなっても守りたい〜“無住集落”元住民たちの取り組み〜」、
オンエアから半月ほど経ったので、備忘録がてら3回に分けて要点をまとめる。
※ 2019年3月15日(金)19:30〜19:56 オンエア、NHK福井放送局制作
【ゲスト】タレント 松本明子、金沢大学准教授 林直樹
【キャスター】山田大樹
● 番組の全容(番組公式Webより)
>人口減少が進み、人が住まない“無住集落”が急増。
>こうした中、地区を離れても、通いながら景観や産業、文化などを守る、
>新たな活動が広がっている。
>こうした例は“無住集落”の2割に及ぶという国の調査も。
>住めなくなっても集落を守りたいという元住民たちの切実な思い。
>そして、ふるさととの新たな関係を見つめる。
● オープニング
山田「ふるさととはどういうものですか」
松本「ふるさとは、一生のかけがえのない宝物です」
山田「今、ふるさとがどんどんなくなっているんです」
松本「えー、どういうこと」
この5年間で190か所の集落が無住となった。
今後20年間で、人が住まないエリアは今の3倍になる。
「ふるさとの大事なものを守りたい」、
無住集落と向き合う人たちを見つめる。
● 福井県小浜市上根来の事例(元住民たちによる取組み)
上根来(かみねごり)は、小浜市中心部から車で30分の山間にある集落で
最盛期の住民は100名以上、積雪は2mになることもある。
5年前(平成26年)に最後の住民がいなくなり、無住となった。
しかし、元住民たちの会「上根来百里会」が組織され、
家々は管理されており、集落は美しい景観が保たれている。
会の代表 岸本長三さん(71歳)は、毎日のように上根来に足を運び、
30軒の家々を点検し、異状があったら持ち主に知らせている。
江戸時代から建つかつての自宅は、くつろげるようにしている。
寺の雪囲いなど、人手が必要なときは、大ぜいの会員が集まる。
集落は、小浜と京都を結ぶ旧街道沿いにあり、
ハイカーなどが立ち寄ることができる休憩所「助太郎」も整備されている。
元住民の家20戸のうち11戸は小浜市内竜前(上根来からクルマで20分)に集団移転しており、 集落のコミュニティは守られている。
隣の集落(中ノ畑)は、元住民が各自で離れていったため、
管理はなされておらず、家々は朽ちていってしまった。
神事や初詣など伝統の行事も行われ、初詣では県外からの帰省の方も参加する。
ただ、上根来で生まれ育った世代と、住んだことがない若い世代(子や孫など)の間には
ギャップがある。
若い世代は「仲間がいるからできることで、家族2人では無理」と言う。
岸本さんは「難しいけど、帰るところがあるのは一番、そういうところにしたい」と語る。
● 金沢大学准教授 林直樹さんのコメント
集落には「居住」「文化伝承」「アイデンティティ」「生産活動」といった要素がある。
居住がなくなることは、集落がなくなることと同義ではない。
無住集落は、これから全国で増えてゆくだろう。
しかし、住まなくなっても集落を守ることは可能である。
公共インフラ(道路など)の維持管理のコストは、それほど大きなものではない。
しかし、集落の維持管理は、集落の方々が行わなければならない。
いかに若い世代にかかわってもらうか、愛着を感じるきっかけをつくるかが大切である。
● 全国の無住集落を調査・研究 浅原昭生さんの紹介
浅原さんは、本業のかたわら、全国の無住集落(廃村)を訪ねて
本を出版するなど、その様子を記録に残している。
画像1:金沢大学 林直樹准教授 の紹介
テロップには「農山村の社会・環境が専門 "無住集落"の現状の詳しい」とある。
ロケは上根来で、山田大樹キャスター、松本明子さんとともに行われている。
画像2:無住集落を調査・研究 浅原昭生さん の紹介
ロケは浦和の自宅で行われた。
3時間ぐらいかかったが、オンエアは1分ほどだった。
画像3:浅原昭生さんからの事例紹介
「無住集落を800か所以上訪問」する中で、
9か所、12枚の写真を提供した。
ゲストの松本明子さんが、画面の左下でいろいろな表情を見せている。
松本さんは、東京から高松市の実家を管理し続けているという。
画像の引用は、現地ロケの部分もして、リアルに伝えたかったが、
当方ややり取りがある林直樹さんが係わる部分に絞った。
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