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2018年04月26日01:55

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4/10 ゴム


 あまりいいものがない古書店で天井の角付近の書架にある本をハシゴを使ってようやく取ろうとしたその瞬間に後ろから嫌いな教師が話しかけてきてこの辺に住んでるのと質問してきたので本当は遠いけど住所知られたくないから近所ですよと嘘を付きそれから書架に視線を戻すと見ようと思っていた本がなくなっており教師と話している間に背後から別のやつに取られたからだと判明したのでしょうがなく残り物の袋に入ったボロボロのブツを手に取ってみたけど内容が薄っぺらいのでがっかりする夢を見た。これマジでムカムカしたんだけど、嫌いな教師の類型がないから誰のことだかさっぱり分からないんだよな。これはおれの人生において嫌いな教師などいなかった、というわけではなく、印象に残っている教師がほぼいないから。あとあまりにもつまらないので部屋を出ようとしたら芸人の大先輩にちゃんとボケ見ていけよと言われたけどそんな冷めること言われて見る奴があるかとこころの中で思いあまりにも痛々しいので無視して退室して駐車場と出入り口の境目に腰かけて休んでいたら芸人が全員出てきてベテラン芸人の車をメチャクチャに運転し出すし等のベテラン芸人はみかんを要求しながら退場していくし残った上半身裸の男と若作りのおばさんがフェンシングで戦うことになったんだけどおばさんが勝ったのにドブ川に落ちていって上半身裸の男も一緒に飛び込んでキスをしているし場を持たせるためにスベり覚悟で罰ゲーム中に思い付いたギャグをする芸人がもう一回やれよと言われてもう一回やったついでに分身を作ってさらにもう一度同じことをし始めたのでたまらず笑ってしまう夢を見た。結局魔法みたいな展開になったら笑けてくるというのもすごいな。あと自転車で白い街を追いかけ合う夢を見た気がするけど詳しく思い出せなかった。

 片方を男、片方を女性とするようなすべての文章は間違っていると今日改めて確信したんだけど完全にニュースではなく揉め事だったので言及すべきポイントがなにもないな。もちろん片方が男性で片方が女の文章も同様だけど幸か不幸かそういう文章は見たことないな。あと学校から逃げたんじゃなくて学校を休む勇気を持った子なんだよみたいな便利な表現を見てなるほど〜と思ったね。これはたしかにそうだし、おれも社会から逃げたのではなく、労働を休む勇気を持った子なんだよね。労働って身体に悪いじゃん? だからこれが正解だし、ベーシックインカムをだな、云々……。とここでは中略気味に文章をぶった切っているが、このようなことを考えると本当にそればっかり考えてしまう、無駄なことに対しての集中力だけが極めて高い状態なので損をしている、今日は何を損したかと言うとニュースを読む時間をだ、だから何もかも諦めて出かけることにした。

 街の方面へ向かう。新竪には何もなかった、ガレージでそこそこ面白そうな本はあったけど思想史は既にあるし何よりでかかったので今回は買うのをやめて幾何学の本だけ買った。この「今回は」というのがポイントですね、未練たらたらなんだ、帰ってるときもずっと買えばよかったのか? どうなんだ? と考えまくっていたし。ところで帰る前にマンションも立ち寄るかと思ったら、シャッターが降りていたので予定が狂ってしまった。そもそも遅くなったので魔界図書館には立ち寄らず、マンションの古書店を物色するつもりだったので、両方の予定がダメになったと言える。そういやガレージで変なおっさんに話しかけられたんだったな、店員さんですかとか言われたけど、なんで店員が普段着でチャリで入ってきて店先で古書凝視してるんだよ。大してかっこよくもない知らないおっさんと話す気ゼロだったので冷淡な対応を取ったけど、そのあとも何回か話しかけてこられてマジで迷惑だったな、ああいうのが田舎の良さなのかもしれんが、おれはもともと人間を信じていないので好みではない人間が話しかけてきても絶対に無視する、そう、それが例えば大切なフォロワーさんだったとしても……。

 セフレこと世界ふれあい街歩きはギリシャのアテネ。まあこれも二回目ですね、再放送ではないが一度訪れた街に来ている。クルーリというパン的なものを売っている様子は良かった、なぜならおれはパンが好きだから……。肉市場割と近代的でびっくりしたけどそんなものなのかな、ギリシャってお金がないからそういうものは望めないのかと思っていた。とにかく肉の店だらけで客の取り合いをしている。羊の肉一頭で二ヶ月分というのは初めて知った。ところが一転、路地裏は汚いわけですね、グラフィティだらけじゃねえか、管理がまったく行き届いてない、昼間でも通るのが怖いぐらいの落書きの量だ。道中に商品並べてる店も汚い、無法地帯かよ。四時間かけて商品並べてるとか言ってるけど、完全に迷惑なだけだろ。手提げお盆でギリシャコーヒー配達するおっさんお盆振り回して遊んでて面白いけど食品扱う業者としてはちょっと良くないな、この辺を許容できるかどうかでここでの生活が決まってくるんだな……と暗い感想を抱いていたら本店の方は綺麗だった。ギリシャコーヒーは煮出すものらしくて、その製法を教えてくれていたが、とてもその情報だけで作れそうにはなかったので別に覚えてない。ところで男のコーヒーって何だよ。ここでパルテノン神殿が見える広場に移動して、歴史コーナー。歴史というか民芸か? カラギョジスという影絵劇で昔はナチスを風刺していたらしい。また店が多い通りに出てツボがある画家の家に入る、出土したが玄関を通らなかったため残されることになった小麦貯蔵のツボらしくて、通らなくてむしろ良かったと言っている。また別の通りにはバックギャモン出して遊んでいるおっさんたちがいて、その中のひとりがダンサーであるらしく、踊りを見せてくれる。この辺の空気感はいいな。そのあとに、いかにも写真映えしそうなカフェがゴチャゴチャしてる道というか階段が現れる。これは、昔は崖だったところに階段を作ってカフェ化したものらしい。そのカフェが映ったからではなかろうが、グルメコーナーではドリップポットみたいなやつからオリーブオイルを出していた。あれが本場のオイルの扱い方か? ここで高地に移動すると、壁が真っ白な区域に出る。白くて狭い、島嶼部のギリシャの建物みたいな眩しい建物が所狭しと並んでいて、道も蛇のように曲がりくねっているので車が入れず、郵便配達員が私書箱みたいなところに徒歩で郵便物を届けに行っていた。しかし、ギリシャ人も白くて狭い空間に「日常から離れる」っていう感覚持つんだな。そういうのは外人が持つ感覚だと思っていた。高地から降りると、グラフィティじゃなくて写実的な壁絵になってきた、これは経済危機の頃の英雄的な犬らしい。そこから経済危機の話に移行したので、「ギリシャの経済は良くなったんですか?」と質問が飛んだが、持ち前の明るさでハッピーな返事が来るかと思いきや「いや給料は下がってるし出費はかさむばかりだよ」というレスポンスが我々の胸を打った。暗い話だ……。ここで寄り道コーナー、エーゲ海、普通では……。ヴリャグメニという地名の、温泉へ行くらしい。温泉が混ざっているので手術の必要な腰の痛みが治ったとか言ってるのは若干胡散臭いけどまあ本人が満足しているから良かろう。ドクターフィッシュ、ちょっと前に流行った! とかナレーションしてるけどそれは日本の話だろ、外国ではずっとやってるはずだが……。一方、普通に泳いでいた老夫婦は「長生きしてください!」というお決まりのフレーズを受けて「それはいいかな」と答えていたので良かった。良いか? 死ぬ気満々じゃん。戻ったら夜、夜の街歩きもやってもらいたいものだがすぐ家に入っちゃう、古代の歌を愛でる会。ここではギリシャ人の愛国トークがビュンビュン飛び交っているので左翼は耳を塞げ!! いやそれよりもまた歌わせながら去るパターンのやつ!! 最後、事前情報では「操り人形に恋して三十年!」って煽りだったはずだが、単純に大学卒業して人形師になりましたという話で、そこまで熱のこもった展開ではなかった。アテネ離陸、やや良かったね、ひとがバラエティーに富んでいたから。
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