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2016年11月20日08:04

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弓掛(その2)

平成28年6月27日(月)、岐阜県・岩屋ダム建設関連の廃村めぐり、
住宅地図に多くの建物が記されていたので、私は長らく弓掛(ゆがけ)を高度過疎集落と考えていた。
しかし、それは誤りで、弓掛集落のうち水没しなかった部分については、「飛騨金山の森キャンプ場」という野外活動施設として活用されていたことがわかった。

「飛騨金山の森キャンプ場」Webによると、弓掛の離村は昭和48年、キャンプ場の開設は昭和54年。運営者の有限会社 弓掛観光開発は、地域の方が運営されていた。
弓掛に滞在できる時間は1時間弱。「何を見ようか」とキャンプ場の総合案内所そばにクルマを停めて、上流方向に歩いていると、川(弓掛谷川)に吊り橋跡の橋台が見当たった。五万図を見ると、中平から対岸の奥平に渡る下手の橋のようだ。
今架かる橋(長渕橋)で右岸に渡ると、石垣などに往時の匂いが感じられた。石垣を頼りに川に近い人工林を歩くと、右岸に残る橋台を見つけることができた。
右岸のキャンプ場の名前を確認すると、奥平ではなく上平だった。

神社(白山神社)の所在がわからないので、総合案内所対面の炭焼窯の辺りで作業をされていた観光開発の方に尋ねたところ、「少し下流側の小高い山の斜面に残っている」と教えていただいた。
県道から枝道に入って、心当たりをたどっていくと、枝道を横切るような参道が見出され、左に折れて石段を上がると整った神社の拝殿が迎えてくれた。
拝殿からまっすぐ参道を下りていくと、その先には灯籠が待っていた。キャンプ場のバンガローのそばに起立する灯籠は、微妙に調和していた。
弓掛に心地よさを感じたのは、月曜の昼下がり、観光の方の姿がわずかたったことと、この地を愛する地域の方が運営されていたことからなのだろう。

 画像1 長渕橋のそば、人工林の中に残る弓掛谷川右岸の橋台

 画像2 整った白山神社の拝殿

 画像3 神社参道の灯籠が、キャンプ場のバンガローのそばに起立する

 (2016年 6月27日(月)午後1時30分頃)


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