平成29年2月12日(日)、秋田県〜青森県の旅、
七戸十和田のレンタカー店では、
「むつ市方面に行くのなら、下北半島縦断道路を使うと、野辺地市街をパスできますよ」
とうかがったが、
旧道のほうが雰囲気があってよいのはいつものことなので、
アドバイスに従わず、野辺地市街を通過するR.279を選んだ。
途中、JR大湊線の有戸という無人駅に立ち寄った(所在は上北郡野辺地町)。
旅に出る前に急きょ購入した文庫本『村が消えた』(本田靖春著、講談社文庫、1985)に
上北郡六ケ所村の戦後開拓集落 上弥栄(かみいやさか)への入口として登場する駅だ。
『村が消えた むつ小川原 農民と国家』は、
上弥栄集落の成立(昭和23年)から解散(昭和48年)までを
満蒙開拓、戦前の東北、国家プロジェクト「むつ小川原開発」を含めた広い視野で描いた
ノンフィクションで、その綿密さに私は驚かされた。
上弥栄入植の頃は、有戸駅から馬車で荷物を運んでいたという。
有戸駅から上弥栄までは約12�辧�今はちょうど下北半島縦断道路が通っている。
道路事情は大きく変わったが、おそらく線路はそれほど変わっていないはずだ。
全く人の気配のないホームに佇み、昭和20年代、『村が消えた』の頃に思いをはせた。
画像1 有戸駅(その1)
駅は小高くなっていて、階段を上る。
画像2 有戸駅(その2)
夕陽を描いた赤い駅名標が、彩りを添えていた。
画像3 有戸駅(その3)
陸奥湾の海岸までは300mほどの距離にある。
正面にガソリンスタンドの跡が見られる。
(2017年2月12日(日)午後4時頃)
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