平成28年5月26日(木)、初めての単独執筆市販本
「廃村をゆく2」(イカロス出版刊)が発売されます。
冒頭の大きな画像があるページ(p.6−7)は
アマゾンでも公開されています。
ここが、最後まで調整を必要としたページでした。
このページの画像は、一幡さん、武部さんの写真が使われると思っていました。
しかし、5月2日(月)の打ち合わせで提示された初校では、
3枚のうち2枚が私の写真だったので、まずこの点に驚きました(画像1)。
大きな画像は一幡公平さんのもので、ヨコB5判(表紙と同じ大きさ)です。
メインコピー「「廃村と過疎の風景」から−」は、
私家本との関係を考えると、願ってもないものです。
その上で、左下隅の富山県南砺市北原の雪景色の画像に、違和感を覚えました。
表紙画像案で提出したものではなく、
一幡さんの画像の横に置くことで、素人っぽさが際立つように見えたのです。
また、北原は「廃村の再生例」で、土蔵の裏には民宿が開業しています。
担当いわく「雪景色の中、光が差している感じがよい」とのこと。
分割にしても十分見える大きさがあることと
主な産業別の選択肢が6つだったことから、4分割案を思い付きました(画像2)。
私としては「これで決まりだろう」と思ったのですが、
担当は「ここは大きな写真を見せるページです」とのことで、
あっさり却下となりました。
雪景色で大きな画像ということで、
探索仲間の多映介さん(ウインデーさん)に用意していただいた、
北海道夕張市鹿島千年町の廃屋画像を当てはめてみました(画像3)。
「なかなかよい出来だ」と思ったのですが、
同時に、廃墟色が強くなったことに違和感を覚えました。
思えば「廃村をゆく2」は、廃墟色よりも
廃村の多様性(さまざまな廃村の姿)を売りとしているので、
「廃村の再生例」が冒頭に出てきても、それはそれでよいことです。
5月9日(月)の打ち合わせでの調整で、鹿島案について
担当は「なかなか良いですね」という感じでしたが、
「差し替えましょう」と感じではなかったので、
当初の案をそのまま使うことで合意しました。
一つひとつのページに、何かしらこのようなやり取りがありました。
現物を手渡しでちょうだいするのは、いよいよ明日です。
※ 以下、イカロス出版 編集担当から許可を得て掲載
画像1:「廃村をゆく2」、冒頭のページ(p.6−7)
一幡さんの画像は、鳥取県鳥取市板井原です。
(2016年4月10日(日)午後1時45分頃)
左上の秋景色は、秩父市小倉沢です。
(2011年11月13日(日)午後12時25分頃)
左下の冬景色は、富山県南砺市北原です。
本文にも雪が降る同じ構図の画像が掲載されていますが、
撮影時期には6年の差があります。
(2009年2月2日(月)午後12時50分頃)
画像2:「廃村をゆく2」、冒頭ページ案(その1)
板井原は農山村、小倉沢は鉱山集落なので、
北海道夕張市鹿島(炭鉱集落)、
新潟県魚沼市大平(戦後開拓集落)、
大分県佐伯市傾山(営林事業集落)、
沖縄県伊是名村具志川島(離島集落)で
産業別の選択肢6つをそろえて、
個性の比較ができることをねらいました。
よいアイデアだと思ったのですが・・・
画像3:「廃村をゆく2」、冒頭ページ案(その2)
夕張市鹿島千年町のこの廃屋は、最後まで残されていたもので
往時は電機店だったとのことです。
(2002年2月2日(土)午後3時頃)
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