タブレットとパソコンを近付けただけで勝手に各々のデスクトップにあるファイルが同期されるという親切な設計になったせいで両方の画面中にファイルが散らばって迷惑だという夢を見た。このタブレットというやつが明らかに中国製のやつだったので安物はやっぱりヤバいなという気持ちになっていたことを覚えている。あとどこかから逃亡してきた末に手に入れたというか路上にたくさん放置されていたクラシックカーに乗り全力で逃げまわるうち最初は後方を確認できていたのにいつの間にかついてきていたはずの兄弟たちがいなくなって見知らぬ土地で勝手の分からない車と放り出された態になってる夢を見た。この時日差しが強くて、こんな完走した場所にひとり置き去りにさせられるのかという強い孤独を感じていた。いつも孤独なのにね。この夢、スピード感のある空以外は全くの記憶がない状態から、スピード感があるということは歩行じゃない、自転車かな、でも座って移動していた、車だ、あっそうだ、みたいな経路で思い出した。それ以外にも前後が明らかにあった感じなんだけど思い出せないんだよね。起き抜けには、ひょっとして山の幸が豊富だから山野幸子さんっていうんですか? と質問する夢を見た。無礼だろ。それなのに、起きた瞬間には「園でトドメだ!」と言っていたので、何らかの断絶があったっぽい。
とにかく起きてからはカップラーメンを食ってというかカップうどんを食っていつものダラダラという展開、土曜日なのでね、諸外国、じゃねーや金沢以外のどこかで地震があったらしいけど金沢は全然で、その代わり危険な天気であり雲がどんどん出てきた。天気予報がどうなっていたかは全然わからない。しかもテキストまわりの動作を解決するためにアプリケーションかもしくはそれ相応のサービスを調べていたのでインターネットのニュースが全く読めなかった。探しものは見つかったんだけどそれが結局出かける直前だったのが良くない。良くないが、達成して出掛けるまで、それは良いことと信じていた。あの頃、おれたちはそう信じていたんだ。
それで出掛けて街の方をブラブラしてきた、土曜日だからブックオフは荒らされているし街はひとで溢れかえっているだろうから何も収穫はあるまいと思っていたんだけど、やばい詩集が売られていたんでそれを百円で買って帰ってきた。それからしばらくはずっとその詩人について調べていたけど泡のようにすぐ消えた詩人かと思いきや結構しぶとく生き残り続けて、というか、三十年ぐらい断筆しといて、それで復活して、世の皆様の哀れみを乞うような作品を書いて、県から賞をもらったらしい。その経緯がムカつくから誰だかは書かない。だってカタワがどうとかエタがどうとか、差別としちゃエグいし低俗だし、見るからにヤバい作品を作っていた奴がだよ、後年そういう哀れみを乞う作品を書いて評価されたら、いや昔カタワとかエタとか書きまくっていたのは、そういう意味じゃないんだ、実は被差別のやつらを守りたかったんだ、みたいに捉えられるの、どう考えてもズルいでしょ。おれは差別はまあまあしようじゃんという立場で、でもまあその辺の危ないワードは餌撒くでもあるまいしあえて触れようとは思わないわけ、でもそういうのわざと使ってエグい作品作っといて、後年は評価さえされとけばまあ問題ないみたいな空気が醸成されるの、もうアレじゃん、基本的になんでも言っていことにしろやと思うじゃんアホか。まあとにかくそういう哀れみを乞う前のバリバリ尖ってる作品なので良かった。
本当はさあ今日まんが雑誌を読めてたはずなんだけど、メールが届いた頃には外は暗くて大雨という最悪の状況で、コンビニに取りに行くとかいう騒ぎではなかったので、感想も明日回しだ、もったいないな。時間がもったいないね。土曜日だから本当は読みたかったんだけど、結局オンラインのまんがしか読めなかった。ニュース読むのにファイヤーフォックスのポケットとかいう奴つかってもいいのかなあと思ったりやっぱりめんどくさくなったりを繰り返していた。ニュースをもっと効率よく読めればそれに越したことはないのでね。まあそういう悩みは向こう側にエイヤッと投げておいて、土曜日なので、何回言うんだよ、ゲラゲラ笑いながらゲームしたり、酒を飲んだり、ストリートビューでフィリピンを回ったりした。夜、アクセルホッパーみたいな奴がテレビに出てきて、家族が「グラスホッパーみたいな奴出てきたね」って言ってきたのて「それバッタだろ」と返事したらそれからずっと家族が笑い続けて、食卓がひどいことになったこと以外は平和でした。
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