小説投稿サイトといえば「小説家になろう」が規模の面ではずば抜けて大きいわけですが、それ以外にも大小というか中小様々なサイトがあって、定年後からの本格利用を見据え2年ほど前からあちこち登録し始めています。けれどやはり運営となれば色々と難しさもあるようで、それらの中で既にdNoVeLsやノベルジム、ebookers、創作楽市が閉鎖され、ぱろしょも年末での閉鎖が発表されました。そんな折にふと見つけたぴよぶっくという小さなサイトもぱろしょ同様年末で閉鎖なのですが、このサイトではユーザー同士の仲がよほど良かったのか、どこに移転すべきかの情報を掲示板でやりとりしているのが目を引き、その結果僕が投稿を始めているヒロプラへ5、6人が連れ立って移転してこられたのでした。うち2、3人の方と言葉を交わす機会があったため、そんなに居心地よかったのかと年内で閉鎖されるにもかかわらずあえて登録して『遥かなる海辺より』を投稿しつついくつかの作品を読んだりしています。
なんというかぱろしょと同じく、なろうの喧騒とは別世界めいたまったりした雰囲気が確かに感じられ、こういうところは今後はなかなか続かないのかと思うと確かに残念な気持ちになります。とはいえそんなサイトの閉鎖を期に新たな出会いもあったことを思えば人の縁は不思議なものとの感慨も覚えますし、ならばこの機会にと思いぱろしょへも投稿を見合わせていたアルデガン本編をアップさせていただきました。あと3ヶ月足らずの閉鎖までにこれらがどこかの誰かに届くかどうか。確かめるすべはおそらくないでしょうが、なにか壜に入れた手紙を海に流すような心地がしているところです。
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