mixiユーザー(id:5598742)

2021年06月26日21:42

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ディスタンス(観劇メモ)

『首切り王子と愚かな女』@パルコ劇場

後藤さん的ファンタジーものかと想像していたら、
わりと硬派な、悲劇と再生の物語に。

人格者の兄王子と、生まれから厭われた弟王子。
兄王子に未来をかけた姉と、弟王子に拾われた妹。
対照的な2組と、それらを取り巻く人間関係。
みんなが悩み、何かを求めて生きていながら、
少しずつ、周りの人を傷つけているという、
なんとも切ない状態で、軽い笑いを混ぜつつ、
結構重めなフランス革命状態。

それぞれの正義や理屈や自己愛がぶつかり合っている、
コロナの下の我々を観ているかのようでもあり、
帰り道の、酔った若者だらけの渋谷も何だかしみる。

太田緑ロランス、ほぼ栗原類。
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