古くはPCDOSやWin3.1ノートもまだ稼働中の我が家ですが、サイトの肥大化が目立つ今ではさすがに2000マシンだと閲覧用途は厳しいものの、Xp時代中期にノートの低価格化を推し進めたいわゆるネットブックモデルがまだ数台稼働中で、うち2機は画面の横幅が800ピクセル、縦は480ピクセルのいわゆるWVGA画面です。640*480のVGA画面の横幅だけを広げたこの時期にだけ登場したもので、当時カーナビ用にこのサイズの7インチ液晶が量産されて低価格だったため、PC用途に流用されることで低価格化に一役買ったのでした。
とはいえWin98時代の低価格機に使われていた800*600のSVGAよりむしろ縦寸が縮まっているわけで、当時でもネットブックという名称とは裏腹にネット閲覧では不自由することも多く、今となってはネットサーフィンには使う気になれないのも正直なところで、ならば古くからある掲示板形式や携帯向けデザインの小説投稿サイトが無難だろうと思ってあちこち覗いてみているうちに、宣伝の多いトップページこそ横幅1024向けながら、作品の閲覧画面は800で収まるところもいくつか見つけることができ、それらをネットブックにブクマしました。その中にebookersというサイトがありました。
ここのサイトでは本文のテキストの折り返しをユーザーが設定できるようになっているので、ブラウン管TVにつないだMSXパソコンでワープロを覚えた僕にとってブラウン管を最も有効に使えた横幅全角29文字という設定を閲覧画面で再現できます。長年の習慣は恐ろしいもので、その折り返しで語句の中断が極小になるように書くことを今もやめられない(当時の文章に合わせすべての機器をその設定で統一しているため)僕にとって、自分が見ているのと同じ状態で他人にも閲覧してもらえる初のサイトということになるので、試しに『遥かなる海辺より』を投稿してみたのが下の画面です。
フォントをMSゴシックやMS明朝などの非プロポーショナルフォントに設定すれば横幅もぴたりと揃い僕にとっては気持ちのいい限りですが、このサイト、トップページの停電のお知らせがなんと2011年! 投稿システムは正常に動いているものの、どうやらゴーストタウン状態のようです。ログイン状態の作者のアクセスはカウントしない仕様のようなので、とりあえず倉庫として使いつつ、いつか誰かが流れ着くことがあるか否か、気長に見守ってみようかと考えているところです(ちなみに拙作のアドレスは
http://www.ebookers.jp/mywork.php?wid=JAP0004534です)
ログインしてコメントを確認・投稿する