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2012年12月17日01:41

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スペイン旅行記(12)セビリア(4)

アルカサルを出てサンタ・クルス街を散策します。
昔ユダヤ人街だった所で、ドン・ペドロはユダヤ人も重用したのでアルカサルの近くにユダヤ人街があったのです。本当に宗教差別をしない王様だったんですね。
白い壁の家に小さな路地。こういうところを歩けるなんて本当にステキ。扉が開いていて、きれいなパティオを見せている家もあります。小さな広場のような場所に来ますと、お土産屋さんが数軒あって、そこでトイレ休憩です。セビリアのガイドブックが各国語ありましたが、日本語版が見つかりません。仕方がないので英語版を買いました。ガイドブックなら英語もそんなに難しくないでしょう。

で、帰国後読んでみたのですが、とてもショックなことが。
あるページに来ますと突然「???」に。最初は固有名詞が並んでいるのかと思ったのですが、あまりにもわからない言葉が並んでいて…これは英語ではない、と気が付きました。途中数ページ未知言語になっているのです。スペイン語に似ていますが、なんか違う。…ということは、ポルトガル語?別に飛ばしてもかまわないページもあったのですが、一番ショックだったのはカルモナのページがその未知言語だったこと。カルモナの部分は読みたかった!!スペイン語とフランス語のラテン系言語の連想でわかる単語がところどころあるのですが、文章として理解できない…。

サンタ・クルス街をさらに進んでいきますと、壁の上に昔の水道の跡だという石の管が通っているところがありました。その壁に沿っていくとサンタ・クルス街が終わって広場になっています。噴水の所に船の形のモニュメントと、イサベラとフェルナンドの文字。コロンブスを記念したモニュメントです。
ここからバスに乗ってスペイン広場へ行きます。途中、昔のタバコ工場だったという建物を車窓から見ました。今は大学です。ここは「カルメン」の舞台になったことで有名です。

1929年、セビリアでラテンアメリカを中心にした万博が行われました。その時マリア・ルイサ公爵夫人が敷地を提供してできた公園にパビリオンや記念碑が作られました。そのうちの一つがスペイン広場です。
広場へ入りますと…広い!!
半円形の広場で、円の部分が建物になっていて2階部分に列柱が並んでいます。半円の両端には高い塔が建ち、中央には大きな建物になっています。そしてその半円の部分は一定間隔で区切りがあって、スペインの全ての県の名前とそこにちなんだ場面の絵が鮮やかな彩色タイルで描かれています。そして半円に沿った形で水路が作られ、そこにいくつか橋が架かっています。橋の欄干はやはりきれいな彩色タイルで装飾されています。噴水もあります。なんだかおとぎの国のようです。夕方になっていて日が翳ってきたので、写真があまりきれいに撮れませんでした。
写真はスペイン広場ですが、自分が写っているので顔を消してあります。
しばしの自由散策を楽しみ、広場を出ました。
これでセビリア市内観光は終わりです。そしていよいよ今日泊まるカルモナのパラドールへ向かいます。

パラドールとは、スペインの国営ホテルです。古城や貴族のお屋敷や修道院などをホテルに改装したものです。スペインへ行くことがあれば一泊はパラドールで過ごしてみたいと思っていました。ただ、スペインツアーといってもパラドールが組み込まれているものが多いわけではありません。私だったら絶対パラドールに泊まるのがいいと思うのですが、旅行社に最初相談に行った時に聞いたら、どうもそうでもないらしい。
といいますのは、古城ホテルと言うのは、必ずしも設備がいいとは限らないのです。人によってはラグジュアリーな、アミューズメントや各種施設が整っている、きれいで快適で便利なホテルがいいということです。新しい高級ホテルとか。
やっぱり「古城ホテル」が絶対いい!と思うのは世界史オタクか…。
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