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2020年09月29日11:22

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長田典子さんが小熊秀雄賞

長田典子さんの詩集『ニューヨーク・ディグ・ダグ』が小熊秀雄賞を受賞された。
長田さんおめでとうございます。

http://blog.livedoor.jp/ogumahideo/archives/52153514.html

迫力のある詩集で21世紀を生きる臨場感において出色だった。それ以前の4冊とはかなり違って、今どきこんな詩集を出す人がいるのだと驚いたが、詩集というより一見学術書ふうの200ページもある本で、小熊秀雄が言った「しゃべりまくれ」を地で行っている(200ページの本で詩は13編と長詩が多い=資料の詩は別)。H氏賞にも最多得票で候補に上がっていたが、今更新人賞というのも変な気がした。対して小熊賞というのはピッタリという感じである。資料としてニューヨーク留学時代の英文の詩(それも長詩)も収録されているが、私はそこはほとんど飛ばした^^;。選者の一人アーサー・ビナード氏は母語が英語なので英文の詩の評価を聞きたいものだ。

賞の発表サイトを見に行ったら、10月17日に旭川で授賞式があるそうだ。その後ろのほうにこんな記述があった。 

「記念講演として、『旅の文法』で第52回小熊賞を受賞した柴田三吉さんが、「詩のリズムと音楽性—小熊秀雄・今野大力を中心に」と題して話します。」

柴田さん、今年も北海道へ行くのか。おつかれさま。長田さんによろしく。

さて、明日は『冊』の締め切りなのだ。ディグ・ダグせにゃあ。(詩集あとがきによるとディグ・ダグとは、掘り起こす、研究する、ガリ勉する、皮肉……などの意味を持つdigとその過去形dugとのことだ。)





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