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2019年11月05日16:52

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宮沢賢治とアンバル・パスト

昨日(11/04月・祝)は第41回「ちば秋の詩祭」(千葉県と千葉県詩人クラブ主催)に行き、「宮沢賢治の生涯」という詩劇(読むだけで演技はない)の主役、賢治役を務めて来た。1時間半近くかかるものだが、みなさん眠りもせずよく聴いてくれたものだ。遠いので友人たちを強く誘えなかったが、千葉詩人会議の仲間が元も含めて7人も来てくれた。

この詩劇の前は細野豊さんのメキシコの詩人二人についての講演。オクタビオ・パスとアンバル・パストだが、特に後者は最近日本に招いたこともあり話が面白かった。インドの洞窟に籠ってしまっていて連絡が取れないとか、何とか日本に着いたが、講演予定日に台風19号襲来で電車も止まってしまい、中止せざるを得なくなった(後日、他の講演会に合流したらしい)など緊迫感満載。親しく付き合っている細野さんならではの解説も説得力があった。日本語訳を朗読したが、すばらしいものだった。本を注文しようとして『詩と思想』で広告を探したら新川和江さんの「間に合ってよかった!読まずに死んでしまうところだった!」で始まる手紙が宣伝に使われていた。とりわけ大長編の「捧げる詩」を讃えていたが、私が会場で細野さんの朗読を聴いたのはその詩の一部であった。パストは私より一歳年下の女性詩人である。

公式の二次会には千葉詩人会議の面々は行かないというので、私もそちらは失礼して千葉詩人会議仲間と飲みに行く。みな高齢なのですぐに切り上げた。この一週間に私は4回、詩の集まりに行く。人間忙しいうちが華だと思うが、ややキツい。飲み方にも濃淡が必要だと理性が戒めるが、それができず調子に乗って飲みすぎるのが私である。
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