『奇子』@紀伊国屋ホール
手塚漫画の中では移植の作品を原作に。
血縁、近親相姦、女性性、殺人を
イメージさせる、赤い衣装を着た人物たちに
回想型で語られる、一族の物語。
でも、あまり時代性を感じられなかったなあ。
原作は、戦前の村や家の制度とか、
高度成長の陰にあった事件などをモチーフに、
もっとドロドロした社会背景が見えたんだけど、
ただ悲劇的な一族の物語、という感じになってた気がする。
まあ、時間とか表現の限界もあるか。
駒井さん、毒が強くない雰囲気が、
余計に無垢の悪を感じさせて、
原作とは少しイメージが違ったけど、
こういう奇子もありだなあと。
工藤阿須加が来てた。
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