3台目VT250Fのレストアに取り掛かりました。
しかし、まさかタンクと格闘するとは思っても見ませんでした。
タンク内のサビがすごくて、2センチ四方の平べったい塊が、
それはもう何度も出てくる。
水を入れては出し、入れては出し、数十回繰り返しても、
止めどなく出てくるのです。
しまいには木槌でタンクをコンコーンとたたいて、まるで打音検査。
内部のサビの叩き出しを行いました。と、これで夕方。
半日かけても作業は終わりませんでした。トホホ。
しかし不思議なことにタンクの底の部分。
燃料ストレーナを外してもポタポタくらいしか水が出ず。
詰まっないはずなのに・・・。不思議。
どうやらタンクと言う奴は、そう言う構造らしい。
おそらくサビ等の異物をエンジンに送らない為でしょう。
さらにストレーナで液面の高さを保つようにしてあるし、
ガソリンを使い切ると言う発想はなく、
異物を永遠にタンクの底に溜め込んでおくのが、
基本的な考え方のように思えてくるのです。
なるほどね。バイクと言うのは人の考えとは別の思いがあるらしい。
まあいいや。後日改めて打音して内部のサビを叩き出してやる。
もはや長期戦で行きましょう。
ログインしてコメントを確認・投稿する