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2018年05月01日16:30

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孤独さが足りないと思し召して

朝ドラ「半分、青い。」のヒロイン、鈴愛(すずめ)の母は腎臓病が理由でおなかに子どもができたとき産むかどうか迷う。結果として産むことを決断するのだが、これは実はわが家と似たところがある。妻は少女時代に腎臓病をわずらっていたのだ。父は「宰、子どもがほしいといって洋子さんを困らせるんじゃないぞ」と言っていた。

だが、結婚して二人だけの生活をしていると何だかとても寂しいのだった。四人兄弟で賑やかな家庭に育ったからかもしれない。ヴァレリーの「神が人間を創りたもうた。さて、まだこれでは孤独さが足りないと思し召して、もっと孤独を感じさせるために伴侶(つれあい)を与えたもうた」という言葉が痛い日々であった。私は禁をやぶり、妻に子どもを産んでくれないかと頼んだ。同意してくれて妊娠したものの蛋白が出ると、最初行っていた病院の医師からは「母親をとるか、子をとるかどちらかだ」などと脅され妻は泣いていた。しかし彼女の実家の近くの産院に相談すると、問題なく産めるので心配しないようにと言われ、そこでお世話になることにした。未熟児で生まれ一ヵ月近く病院の箱の中で育てられた長女ではあったが、それ以降は何の問題もなく、すくすくと成長した。

二人目の子は、妻が望んだものだった。一人っ子では可哀想だと言うのだ。妻も四人姉弟で育ったからだろうか。今度は何ごともなく全くの安産だった。男の子である。不思議なものだ。そういうわけでわが家の幸せは妻の英断と精進によるのである。人類を支えているのは女性で、男は本当にオマケの存在に過ぎない。

朝ドラのお母さん役は松雪泰子だ。私は美人女優と知っている程度だが、こういう面白い役もやれるのだなぁと見ている。赤ん坊に命名するのを忘れているとか、スズメに因んで名前を決めてしまうとか。本日は母娘が卒業後の進路をめぐって決裂してしまった。愛するがゆえにこうなるのである。このように朝ドラは好調である。待てよ、よくよく考えてみると、本日はこんなことを書いている暇があれば「5月の詩」をアップしなければならないはずではないか!?わ、忘れてた……明日アップします。

【おまけの写真】
ウォーキング中、年に一度見る野球の審判員の研修らしき姿。花島公園のグラウンドでやってるんですね(4月8日撮影)。少年野球とかで活動しているのだろうか。今シーズンも頑張って下さい。「半分、青い」空のもと「半分、ストライク?」
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