近藤誠の「健康診断は受けてはいけない」文春新書 今年2月刊 を読んだ。前からがん治療に関する著書をいくつも出しておられるが、その本を読むのはこれが初めてだ。
歌舞伎役者の中村勘三郎、横綱千代の富士、棋士の米永邦雄、ピアニストの中村紘子など皆がんの手術や抗がん剤の毒性のために死亡している。これらの人はがんの手術を受けなかったら、また抗がん剤を飲まなかったらもっと長生きできたはずだという。
日本では「早期がん」でも欧米では「良性病変」である。胃がん、大腸がん、乳がんも多くは「良性病変」なので、消えてしまうものが多い。
日本人はクスリ漬けである。「高血圧のウソ」「メタボ検診のウソ」「ピロリ菌検査のウソ」「骨粗しょう症のウソ」などを読むと、これらの検診で異常と言われて薬を飲んだ人ほど死んでいることが分かる。
これらはすべて、製薬業界や医師が儲かるからだ。健康診断が厚生労働省の権益の源泉になっている。
ではどうすればいいか。健康なときに検査は受けないに限る。
私も降圧剤を飲んでいるのだが、少しずつ減らす方向で考えたいと思った。
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