大人になれば

国連世界防災会議が終わり・・・




まあ、オフィシャルな行事は一通り終わったのだが・・・それに付随したフォーラムであるとか、イベントは今週末くらいまでいろいろと続く・・・


呟きでも述べたのだけどちょっと仕事の内容が変わり、関係各所に挨拶まわりをしていたところ・・・



カメラであるとかスワロフスキー・クリスタルであるとか益子焼きであるとか・・・餞別とか言って贈られた

勿論、それは態々ラッピングされたものではないし、決して高額なものでもない。



「いやあ、三月の決算期で備品を整理していましたら・・・こんなのが出てきまして・・・もしよろしかったら・・・ガラクタ整理に付き合っていただけませんか？最後まで面倒かけます・・・」
こんな塩梅だ。

お主も悪よのお・・・なんていいながら料亭で接待されてると思ったら大間違いだ＼(^o^)／


割とかたい仕事をしているので、オフィシャルな場で自分の趣味の話なんかすることはない・・・

それでも「大人」というのはそういう事がわかっている。

ここで言う大人とは年齢や社会的立場や収入とかは関係ない。多少教養は必要かも知れないが、そういうのは相手を思いやれば自然とついてくる

精神的にマチュアであるか？と言う事・・・僕が考える大人だ。


例えば国際会議なんかがあり・・・外国人が沢山仙台に集まっている・・・インド人だったとすれば牛は食べないだろうし・・・ムスリムならば豚は食べないだろう・・・

例えばインドから友人が来たとして、「仙台名物　牛タン」で接待をすることはあり得ない・・・


国際会議を招致するという事は街が「大人」であるという事が前提である。

様々な気遣いをとおして子供は大人に育ってゆく。



そういう意味で誇らしい

震災４年目にしてである・・・

あの破壊から、再生を目指して、それこそヨチヨチ歩きから・・・まあ、海側はまだまだこれからなんだけどね。

僕は大人であるから大人が好きだ・・・その辺にいる普通の大人だ













オランダの国賓は仙台の荒浜へ出かけた・・・


大人である・・・大好きだ

遊びに来ているわけではない。

大人というのは国を問わず礼節を重んじる。

大義だ。大人の義である。


そうなると僕は大人としてオランダの事を一生懸命考えるようになる。

礼節を重んじると教養や知識は自然とついてくるのだ。

そうやって身についた教養は更なる好奇心をよび、気遣いや思いやりが連鎖していくのだ。


例えば、荒浜を視察することがわかっていたら・・・チューリップの花壇を目に付く場所に設えたかなあ・・・なんて大人げない
けど、おもてなしとはそういう事だ・・・

裏をとる。裏をかくなんて言葉があるけど、おもてなしとは相手の事をよく理解して・・・また、サプライズならば尚更だ

おもてがなくても、裏はあるってわけ

おもてなしの裏舞台は大忙しだ

大人っていいなあ・・・普通の・・・その辺で生息している大人が好きだ・・・

大人というのはブルースがわかる。

人の痛みがわかる。






勿論、子供も好きだ・・・










だけど、子供と大人では役割が違う・・・






金華童子・・・仙台空港のコンコースにある。

大友克洋さんの作品が、国賓達をお出迎えする街・・ステキな街だなあ。

どんな災害にも立ち向かう強い子供達を表現した大人の作品だ

僕は子供時代に被災地で遊んだ・・・勿論、その頃は街もあった。
だけど、戦争の直後は被災地だった

その頃の子供達が大人になり、ブルースを知り子供達ははしゃぎ・・・そしてまた大人になり・・・そうやってブルースは続いてく。




ずっと続いていく・・・







作品も少し変わってきたかなあ






ちょっとわかってきたみたい