mixiユーザー(id:7656020)

2012年02月01日20:57

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古きものどもの盛衰

いや、別にクトゥルフ神話の話とかぢゃアリマセン(汗)
通院日だったのですが予想外に待ち時間が少なくてすみ、久々に梅田のヨドバシやソフマップを見て回っただけでございます。

マイミクさんがLPプレーヤーのカートリッジの針を曲げてしまわれたと日記に書いておられたので、久しぶりにオーディオ売場を覗いてみましたが、現在使っておられるDENONの301は今も売られていました。希望小売価格は新品が30000円で針交換が19500円。店頭ではかなり値引きしていますが、それでも新品で23400円、針交換は17500円するとのこと。けれどMC型ではDENONの入門機110が13200円で、オーディオテクニカのLP末期を代表するハイCPモデルだったATF3が13600円で買えますし、MM型やMI型まで視野に入れれば同じオーディオテクニカやナガオカ、シュアー、オルトフォンなどが1万円未満で相当数のモデルを出しています。ほとんどが今も僕の手元にある70〜80年代のモデルかあるいはその後継機種で懐かしさいっぱい。シュアーのM44なんて僕が生まれたころのステレオ創世記からあるモデルですから半世紀の歴史があります。

 一方プレーヤーですが、大手メーカーはほとんど撤退してしまい、10万円以上するような高級機を別にすれば5万円前後の業務用と1万円台の入門機に分化している状況です。それらの中で目に止まったのがCECの1ブランドというコスモテクノのDJ3500というモデル。一見して往年のテクニクスSL1200シリーズと同型とわかる金属性のボディですが、テクニクスが撤退した後もOEM生産していた同社が引き継いでいるようです。トップモデルの4500は生産終了とのことですがカタログの仕様を見てもSL1200と全く同等で、3500はトーンアームの高さ調整機能が省略されているだけ。さらに下の3000ではクォーツロックが省略されているかわりにフォノイコライザーを内蔵してライン入力に対応させています。なにより嬉しいのは、1200の場合トップモデルにしかなかった78回転への対応が全モデルに搭載されていることで、それでもお値段は3500が4万円弱ですから、6万円以上だった78回転対応の1200と比べれば激安です。CDプレーヤーもそうですが、ライブ盤などの出所の怪しいディスクを聴く場合はピッチに疑問がある場合もしばしばなので、オーディオファイル向けの高級機には省略されがちなこういう機能を持つモデルはありがたい限り。わが家では子供にカートリッジの針を曲げられてからもう7年近くLPを封印してきましたが、その間にSL1200は入手できなくなっていましたから、今年は3500を購入してアナログ解禁といきたいところです。CDに比べるとノイズも多く物理特性ではいろいろ難のあるアナログ盤ですが、カートリッジの付け換えで個々のディスクにぴったりの音色を捜し出すという芸当はCDには不可能な技で、若い頃の経験を活かして老後の楽しみにするのもいいなあなどと考えているところです。

単品のMDデッキは完全に姿を消していました。メモリープレーヤーに駆逐された形ですが、かつてのティアックのモデルのような緻密な録音レベル調整機構はLPをデジタル化する上で必須なのに、メモリーへのデジタルコピーでは録音レベル合わせという概念自体がない機械ばかりなので、MDの消滅は残念です。録音がアナログからデジタルへ移行する過渡期の産物だったのは確かですが、だからこそ持ちえた機能もあったということでしょうから。

ソフマップでは1本だけ残っていたIDE接続のSSDを入手。狙いは工人舎のチビノートのHDとの入れ替えです。チビノートには120GBというやたら大きなHDが付いていますが、本体性能が低いのでマルチメディア関連のデータを扱わない用途からすれば容量を持て余し気味で、はるかに性能の高いXpノートが40GBですからそちらに回したいところです。SSDの容量は64GBですからこれでもまだ余裕がありますし、回転系がなくなればわが家のPCでは最も小型軽量の部類ですからモバイルとしても活用できそうです。ただSSDを使う以上は仮想メモリを使わずにすませたいので、メモリを1GBに引き上げたいところですが、新品では8000円以上するのでしばらく中古を探してみようと思います。

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