第8章 小川のほとり 村の広場の真ん中から黒い煙が立ち昇っていた。 ドーラ村は全滅した。生き残った村人はいなかった。 温厚な村長、占師として敬われたローザ、母を想い悩んでいたリーザまで。今朝がたこの村を出たときにそれぞれの生を営んでいた村
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