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日記一覧
- マームと誰かさん「ぬいぐるみたちがなんだか変だよと囁いている引っ越しの夜」
- 2017年12月23日21:47
意味深なタイトルだが、それと同じようにコケティッシュな演劇だった。藤田貴大はストーリーを語る気がないことは前にも書いた。今回も、売ってるパンフ（テキスト）を読んで、やっと「そういうことだったのか〜」と気づかされたが、青柳いずみの一人舞台は観
- シベリア少女鉄道「残雪の轍／キャンディポップベリージャム」
- 2017年12月11日23:00
前回公演と一緒で、笑う部分がよく分からなかった。どんなルールかわかんなかった！バーンって音がきっかけだとはわかるが、面白いことをしているのも分かるが、ついていけなかった！でも客の1/3は理解していないことも分かった。次回が駄目だったら、さよう
- 井上バレエ団「くるみ割り人形」
- 2017年12月10日00:27
知人の導きで行った公演。会場に山岸涼子が花を贈呈していたことから考えて、「テレプシコーラ」の取材先はこのバレエ団かと。思ったのがフルオケで児童の合唱付きなのにびっくりしたが、合唱は音源が一か所ではない方がいいんでは…。内容的にはメインのダン
- 管理人
- 2017年12月10日00:23
寝不足で寝てたからきちんとコメントする資格はないが、なんでこんなつまらんことでうだうだやってるんだ？と思ったら、やっぱ不条理劇カテゴリだったらしい。先日のピランデッロに較べて、脚本のスリリングさが足りず、役者は熱演だが、今一つ作品の意図は伝
- チェルフィッチュ「三月の５日間」リクリエーション
- 2017年12月03日00:34
岡田利規のマジックは完ぺきに消えてしまったらしい。過去の日記で初演の劇評（自分の）をみたところ、岡田が駄目になったのは、ただの劇作になったからなんだな、と思う。役者同士が同じ内容を語っていても、別々の位相空間（並行世界？）にあって、それがス
- ロッキー・ホラー・ショー
- 2017年11月27日22:07
精神的に最悪な時に見た。でもそのなんか小さな設定でバカやってる姿勢に、ちょっと癒された。このミュージカルに何を言う資格もないが（だって乗り切れなかったから・一幕目、意識失ってたし）、劇場全体で（観客も一緒になって）楽しくやろうぜってのはすご
- プライムたちの夜
- 2017年11月11日21:53
凄いヘビーな題材の芝居だった。ＡＩ（プライム）と会話してると、結局自分自身の内面と会話するのとイコールになり、魂を病んでいく…。まさぐられるのは、自分の記憶。かなり恐ろしいよ。しかしこんな繊細な感覚を微妙な筆加減で描ききってる脚本家が凄い。
- ピランデッロ「作者を探す六人の登場人物」
- 2017年11月03日00:48
冗長な台詞が並ぶ一幕目は閉口したが、２幕目のタイトロープを渡るような登場人物たちの現実と、「人間」の現実の境界線の描き方が凄い！ピランデッロ、やっぱ最高！これを演出した長塚圭史もいい仕事してる！これが１９２１年の作品だなんて…！現代感覚を練
- Cornelius Mellow Waves Tour
- 2017年10月27日21:47
新木場Studio Coast。はっきり、新曲は「あなたがいるなら」以外ライブは全部ダメ！リリパがよかったから自分の中でハードルが上がってたのか、新曲群が異様に退屈だった。旧曲はみんなよし。そして４人しかいないのに、やはりすごいサウンドの厚さ。そして最
- オーランド
- 2017年10月03日22:25
ずいぶんと難しい戯曲に挑戦したなという感あり。充分に舞台ができていたかという疑問には否、と思う。華のある多部未華子が主演でなければ成立していないような気がするからだ。白井晃は２０世紀初頭の作品群を選んで演出しているが、そしてそこに僕は期待し
- ビリー・エリオット（２回目）
- 2017年10月01日00:41
山城力くん（１２歳！）の主役で、通算では２回目の観劇。二回目も第二幕の圧倒的な泣かせるシーンの連続が圧巻。バレエシーンだけ、前回の加藤航世くん（１４歳！）には負けてるかも。残念。リピーターが多いらしく、終始ホットな観客席で、のびのびと役者た
- ザハーロワ＆レーピン『パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers』
- 2017年09月30日02:36
まず舞台の三分の一を弦楽アンサンブルが陣取り、ダンスと演奏が交互に行われるが、1Ｈ40ｍiｎの３分の２が演奏。ザハーロワの華、身体の美しさ、身体能力の素晴らしさはわかるが、基本的に、こんな構成と舞台の狭さでどこを評価すればいいんだ！って感じ。ア
- バイエルン国立歌劇場「魔笛」
- 2017年09月28日16:23
モーツァルト、苦手感があるんだけど、それで１幕目、寝ちゃったんだけど、２幕目は面白かった。しかしあの女性ディスはなんだろうね。女は男が導かないと、とかってあれね。でも主人公の試練物語になってたから、２幕目はＯＫ。しかし本当になんで苦手なんだ
- 風琴工房「アンネの日」
- 2017年09月14日21:27
この劇作家、詩森ろばは信用できる。本気でエンタメ演劇で感動を伝えようとする気概を感じる。3.11までどんな作品だったかは知らないが、今、きっと彼女は本気で切実だ。きちんと資料に当たって台本に反映させているのが分かるから、すごく誠実だと思う。序盤
- ビリー・エリオット 〜リトル・ダンサー〜
- 2017年09月10日22:34
よかった。超感動した。最初は久しぶりのミュージカルの文法に違和感を感じていたが、主役の加藤航世くんのダンス（４歳からバレエをやっていたというこの子のキャストの回でよかったと思う）のレベルの高さで目が覚め、その東京バレエ団なんて目じゃない彼の
- 東京バレエ団〈２０世紀の傑作バレエ〉
- 2017年09月09日01:30
「小さな死」キリアン作品でなく、お遊戯を見せられた感じ。何故、新作の買い付けをするのに、キリアンを選ぶのか。フォーサイスやノイマイヤーの作品でないのか。本気でやる気がないのか。それとも観客が本当にこの作品を望むのだろうと思っているのか。保守
- ままごと「わたしの星」（再演）
- 2017年08月26日22:01
今まで僕は中学生の小説は書けて、次が高校生を飛び越え大学生だったけど、高校生の話がこの芝居を観て書けそうだと思った。切なさ、ですよ。中学生で子供だった思考を脱皮し始めて、現実を知って、一瞬一瞬が「別れ」の時間。「切なさ」がキーワードかと。恋
- ルグリガラＢプロ
- 2017年08月25日01:05
ルグリ＆ゲラン以外の出演者は実力不足を感じた。それが残念だが、これでウイーン国立の全幕はルグリが出ないなら、自分一人で行くべきかと。驚異的なのは、やはりオペラ座引退後もあれだけの技術をキープしていたルグリだ。ウイーンの人々を指導するのは大変
- 業音
- 2017年08月19日22:13
商業小説家の友人と観て話したから、松尾スズキの台本の魅力が分かった感じ。友人は、タガを外して突っ走ってるってことを言っていったような気がする。小説家だとそれを遣ると全没を食らうが、演劇なら可能なのだ、とも。そして友人は、これなら俺にもできる
- TABACCHI8「バルバトス」
- 2017年08月17日21:06
この芝居、書くのがためらわれるが、問題じゃない？「るつぼ」の抜粋…。法的にアウトでしょう。これをやらされたスタッフ＆キャストも同罪になっちゃうんじゃない？ 僕も小説書くのに引用したことがあるけれど（渋谷系よろしく）、その時はいかにオリジナリ
- FUJI ROCK FESTIVAL '17（二日目のみ）
- 2017年08月08日01:52
１時前にシャトルバスに乗るところから雨（その日一日、結局雨だった）。１時間くらい待って、着いたと思ったらそこから割と歩く。入場したら、まずはオアシスのそばやの冷やしそばで昼食（汁が暖かいのを氷をぶっかけて冷やす、雑なスタイルが夏フェスっぽい
- ハロースクールバイバイ
- 2017年07月28日00:27
藤田貴大、はっきり言って１時間半の公演なら、新作書け、と言いたい。ＷＳ公演なんだから、気軽に書けるでしょ、だ。はっきり言って５年ほど追ってるが、コクーン、カタチノチガウ、シープ〜でしか満足させられてない。古い作品はもういい。どんどん新作をや
- NINAGAWA・マクベス
- 2017年07月22日21:57
演出がいないとこんなことになってしまうかと思ったくらいの冗長さ。蜷川が生きてたら怒るだろう。しかしそれをもってしても余りあるくらいのシェイクスピアの台本の凄さよ。不安で押しつぶされそうになるマクベス夫妻の描写は、現代でも通用する凄さだ。この
- ミシュラン体験：鈴なり
- 2017年07月15日01:01
新宿区荒木町の一つ星日本料理屋。この界隈、始めていったが、狭い範囲内に４００件くらい飲み屋があるとかで、なんかいい雰囲気だった。そして料金安めで、気さくな雰囲気なのに手が込んだ品々が続々。先日のおでん屋のような驚きはないけど、あの街の雰囲気
- イングリッシュ・ナショナル・バレエ団「海賊」
- 2017年07月15日00:58
はっきり言って、並…。１幕目から３幕目にかけて、舞台は少しずつあったまっていくのに、客席は第１幕が一番ホットでどんどんテンションが下がっていく…みんな、海賊だからいいものが見れると、期待しまくってたんでしょうか…ただ、今回の来日でもったいな
- Coenelius Mellow Wave Release Party
- 2017年07月12日01:04
最初のＤＪ無駄な一時間！ 瀧見憲司でも許さない！ＤＪって、本当に人のふんどしで相撲してるよな！（もちろんそうじゃない人もいる）でもライブは抜群に良かった！ライブ感が半端なく、特によかったのは過去曲（3,4,5枚目から）。完成度よりもライブのノリ
- 子午線の祀り
- 2017年07月12日00:36
これ平家物語を知ってる人しか面白くないよ！これで勉強しようと思ってたら、足元すくわれたよ！ずっと平家の話やってて、しかも退屈で、源氏の話が出てきたところであまり変わらないと思って劇場を出た。静と動（平家と源氏）という風に色づけしてたけど、そ
- イングリッシュ・ナショナル・バレエ団「コッペリア」
- 2017年07月09日00:44
タマラ・ロホ芸術監督のメンタリティが緩すぎる。象徴的なのは第二幕。コッペリウスの研究所の中、人形達が並ぶおよび踊るシーンを、例えば唐十郎的にアングラっぽくするとか、ハリウッド映画的に緊張感溢れるようにすれば、侵入してきた女子たちとの対比が生
- ミシュラン体験：一期
- 2017年07月09日00:14
麻布十番のおでん屋さん。おでんで星ひとつって……？そう思ってたら、おでんがめっぽうおいしかった！おでんなので、それ以上解説しようがない！しかし素材にこだわっていることははっきりわかる。でもおでんだから低コストで、きっと低カロリー。まあおでん
- ボリショイバレエ団「ジゼル」
- 2017年06月05日01:18
最初っから最後まで、ザハロア。初めの出では、体重ないくらいに感じた。このレベルで常々踊っているかと思うと、身体が震えてくる。即、秋の単独公演も申し込んだ。僕はロシアのカンパニー、苦手だけど、ボリショイだっていうことも忘れて舞台に見入っていた
