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2017年09月09日01:30

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東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ〉

「小さな死」キリアン

作品でなく、お遊戯を見せられた感じ。

何故、新作の買い付けをするのに、キリアンを選ぶのか。

フォーサイスやノイマイヤーの作品でないのか。

本気でやる気がないのか。

それとも観客が本当にこの作品を望むのだろうと思っているのか。

保守もいい加減にしろよな。

「アルルの女」プティ

面白かった。

でも、主役が日本人だとこれは踊り切れないだろうなあ、とも思った。

しかし初めて気がついたのだが、なぜバレエのヒロインは所謂「男にとって重たい女」がいなくて、みんな清純でけなげなのだろう。

一度よく考えてみる必要があるような気がする。

と、いうことは自分で作品を書く時にはそういうけなげなヒロインを描きたかったら、バレエを参照にすればいいということだ。

けなげだから悲劇性が増すのだが、上野水香本人はプライベートでは明らかに重い女だよな、きっと。

だからそんな感想を持ってしまった。

でも正直、数年前のロイヤル公演マクミラン「うたかたの恋」みたいな公演を普通にやって貰いたい。

マクミランは「ロミジュリだけjないぞ?

エッジの効いた方向に向かないと、日本は保守的観客ばかりで前には進めなくなり、またしても後進国になってしまうと思う。

そして「春の祭典」ベジャール。

初期の作品は自由でいいよなあ。

言語化すると陳腐になる=言語化不能の作品だからこそ、バレエ作品として劇場で公演をする意味がある。

ということは後期の作品は言語化できる=捉われてる。と言っていいのかな。

まあ、値段から考えて、コスパのいい公演だった。
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