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2015年10月26日21:21

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11月号「短歌人」掲載歌

     浦賀道

鬱鬱と覚めたる朝に鬱蒼とみどりは在りてわれを生かしむ

齋藤家先祖代々の墓のまへ汲み来しみづはやや白濁す

ひと所のみに降り継ぐ雨の音 渇くといふことつくづく寂し

ゆるり届く「遅達」、料金三割引、のやうなひとだが俺は好きだな

安倍ごときに洗脳されてたまるかとひとりごちつつ行く浦賀道

戦争したし、したし、したしとその顔に書いてあるのを見るのが辛い

血も湧かず肉も踊らずされどなほレーニンを読む青年よ 夏

野ざらしの田中雅子の歌一首抱きて眠る夏の終りに


[付記]お手許に「短歌人」11月号がある方へ。108頁「會のたよ里」の東京歌会(7月12日)の項、研究会の斎藤レポート、田中雅子第一歌集『【冷】月』は誤植、正しくは『【令】月』です。


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