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日記一覧
- １月号「短歌人」掲載歌
- 2017年12月30日12:03
疑似革命要介護２へ昇欄すあれもできぬこれもできぬと並べて父は秋さぶる朝読み直す論考は「疑似革命としてのファシズム」「わが党はやります」のたぐひの入り乱れ列島の空くろぐろと濡る手を下す者の手のみが穢れゐて吊革さへもこんなにクリ
- 宇田川寛之歌集『そらみみ』
- 2017年12月28日20:29
２０１７年１２月、いりの舎刊。宇田川寛之さんは前回『夜のボート』をご紹介した鶴田伊津さんのおつれあいにして、六花書林を経営されている方であり、僕よりもかなり若いけれど「短歌人」のメンバーとしては相当な先達に当る方である。拙歌集『アルゴン』の
- 鶴田伊津歌集『夜のボート』
- 2017年12月24日19:58
２０１７年１２月、六花書林刊。『百年の眠り』（２００７年、六花書林）に続く鶴田伊津さんの第二歌集。２００７年から２０１７年までの作品が収録されている。『百年の眠り』は１９９７年から１０年間の作品を収録した歌集で、その１０年間に鶴田さんは恋愛
- 印象に残った歌の記録（２２）
- 2017年12月21日08:59
＊以下すべてｍｉｘｉ掲載稿からの抜粋（一部補正あり）です。印象に残った歌の記録（２１）は今年の８月３１日の日記（※）をごらんください。 （※）http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1962373552&owner_id=20556102満月に古老は傘をさしてをりその石突にひ
- 服部えい子歌集『産土とクレーン』
- 2017年12月18日19:48
２０１７年１０月、不識書院刊。『素足の幻想』（ながらみ書房、２００６年）に続く服部えい子さんの第２歌集。�，佞襪気箸漏�本の中の一ページ池面を満たす山吹のはな��海深く小筐開かれ環の中に繋がりていく吾とうからら��今宵こそ話し合おうと言う吾を避け
- 偽警告にご注意！
- 2017年12月17日19:41
昨日の朝、第三土曜日のゴミ（古新聞古雑誌ｅｔｃ．）の搬出も無事に終ってホッと一息、何人かの方のブログなどを見ていましたら、ある方のサイトから別の方のサイトへ移ろうとした時に突然画面になんじゃこりゃというような警告画面が現れたのでした。英語表
- 新聞歌壇より（９１）
- 2017年12月08日19:28
さんずいの文字が崩れてゆくごとくこぼれる涙頬で繋がる 今西幹子…読売２０１７．８．２８。さんずいの、あの、ひとつ、ふたつ、みっつの水滴が崩れて順にしたたり落ちてゆく。ぽろり。ぽろり。それは涙となって頬でひとすじに繋がるのだという歌。“し
- 來宮有人さんの俳句、春野りりんさんのエッセイ
- 2017年12月07日12:23
「短歌人」のお仲間の來宮有人さんの俳句、春野りりんさんのエッセイをネット上で読んで、ほぉ〜〜、と感心しましたのでご紹介します。來宮有人さんの俳句…http://shiika.sakura.ne.jp/works/haiku-works/2017-11-11-18863.html春野りりんさんのエッセイ…ht
- うた新聞掲載一首
- 2017年12月05日19:19
づぢづぢづぢそこの君たちそんなことしてると共謀づぢづぢづぢづ〜「うた新聞」２０１７．１２、「読者自選一首」より転載。この欄は「うた新聞」定期購読者の特典（？）として、定期購読契約の更新のたびに一首載せてもらえるという欄らしい。もう何回かこの
- このフィクションはアリか？ 〜うにがわえりも「フラワーマン」
- 2017年12月04日16:47
とある原稿で言及する必要が生じて、ざっとしか読んでいなかった今年の短歌研究新人賞の記事（「短歌研究」２０１７．９）を読み返した。で、結局、その原稿では触れなかったのだが、おお、今度はこの手のフィクションの試みが出されたのか、と思ったのが、候
- 鳥の眼
- 2017年12月02日18:36
鳥の眼まひるまの相模の海を見はるかすわたしの中へうらがへる光You never give me your money...と歌ひ出すＬＰありき林檎印の「テロ等」の「等」には短歌も入るのか？ とか言ひ出してほら、もう効き目が言語野を拡げむとして坐りたり公案は瀬戸
- 「短歌人」の誌面より（１１４）
- 2017年11月30日05:13
２０１７年１１月号より。旅の日の車窓に見たり風の尾を摑んでは放し漂うかもめ 守谷茂泰…「風の尾を摑んでは放し」というのが魅力的なフレーズだ。そうか、風にも頭があり尾があるのか。かもめはただ風に流されているのではなく、自らその
- ［付記あり］われの転位、近代の継続
- 2017年11月28日16:44
われの転位、近代の継続 斎藤 寛『玉城徹全歌集』（いりの舎）の刊行を受けて「うた新聞」（２０１７・７、９）「短歌往来」（２０１７・１０）が玉城徹の特集を組んでいる。特に「短歌往来」の特集は教示的なものであった。
- １２月号「短歌人」掲載歌
- 2017年11月27日19:36
丁酉（ひのととり）仲秋雨音を聞きつつ夜の卓上に梨のつぶてを食らへば旨し水平を垂直となすは大いなる事業なり父やうやうに起く「はい左。あ、左ぢやなかつた右でした」母のスリッパ脱がせむとして「今いくつ？」「三十五、かねえ」「おお若い！
- 日本脱出したし…
- 2017年11月20日15:41
「短歌研究」１２月号は「2018短歌年鑑」。その中に「次の世代に残したい現代短歌の新しい古典」というアンケート結果の特集がある。僕も葉書を出したのだったが、途方もなく暑い７月の頃のことで（その後に夏らしくない８月がやってきたのだった）、どの歌を
- 寺下渓志郎君の哲学
- 2017年11月10日20:57
昨日(2017.11.9)の東京新聞「発言」欄（「若者の声」の特集）にて、寺下渓志郎君（中学生、１４歳、神奈川県鎌倉市）の投書「折り紙も人も変化こそ重要」を読んで、おお〜〜〜、と感心しつつ頷いた。［以下引用］僕は、折り紙が好きだ。たった一枚の紙を切る
- 勺 禰子「歌人・竹尾ちよと奈良� �
- 2017年11月08日16:51
短歌人のお仲間の勺禰子さんが「奈良新聞」に、竹尾ちよという歌人についてのエッセイの１回目を書かれています。下記サイトのリストの左上「第２６９回 歌人・竹尾ちよと奈良� 廚鬟�リックすると、紙面をそのままＰＤＦで読めます。http://naminken.wixsit
- 麻田浩展
- 2017年11月04日18:38
東京の練馬区立美術館にて麻田浩展（＊）を観ました。（＊）https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201706081496892744この方の絵ははじめまして、でしたが、惹かれるところの多い作品群でした。この世界の根底には悲しみや苦しみがあり、それが地
- 「短歌人」の誌面より（１１３）
- 2017年10月30日19:27
２０１７年１０月号より。悲しみもわれもかくあれ漂ひしのちにパチンとしやぼんだま消ゆ 大越 泉…「悲しみもわれも」と並立されているが、悲しみとはすなわちわれであり、さらに言えば人間存在でありこの宇宙でもあろう。始まりがあるものには終りがあ
- 合同出版記念会
- 2017年10月29日07:57
一昨日（１０月２７日）の夜、東京・神田の学士会館にて田上起一郎歌集『九年坂』（＊）、井上孝太郎歌集『サバンナを恋う』、岩崎堯子歌集『晩夏の海』（＊＊）の合同出版記念会がありました。参加者５７名。お天気にも恵まれて良き会でした。前回のこの企画
- ［付記あり］「津久井やまゆり園事件と私たち」
- 2017年10月28日14:51
「大竹まことゴールデンラジオ」の午後２時〜のコーナー「ザ・ゴールデンヒストリー」、今週は「津久井やまゆり園事件と私たち」。力作だった。スタッフに拍手を送りたい。一昨日（１０月２６日）初めて聴いて、月曜日（２３日）の１回目の放送にさかのぼって
- １１月号「短歌人」掲載歌
- 2017年10月27日14:03
反物質朝六時ストレッチののち白湯に服（の）む陀羅尼助丸、八味地黄丸「ハングルはあとで習つた」九十歳金文淑（キムムンスク）さんの言葉新聞に読む祈るさへままならぬと言うてはならずその全身が祈りであれば「野球つて男ばつかりでやるん
- カン・ハンナの歌（その２）
- 2017年10月26日08:36
昨年、角川短歌賞の佳作に入ったカン・ハンナさんが、今回は次席のポジションへと歩を進めた。カン・ハンナさんについては、昨年の下記記事をごらんください。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1956658193&owner_id=20556102タレントとしてＮＨＫの短歌番組に
- 雨の投票日
- 2017年10月23日21:15
昨日は雨の日曜日にして雨の投票日だった。前回投票したのは何時だっただろうか、と思ってチェックしてみたら、昨年７月の参議院選だった。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1954012315&owner_id=20556102上記記事で書いたスタンスを現在も僕は継続している。
- 今年もまた独立展＆二紀展
- 2017年10月21日19:56
昨年（＊）に引き続き、国立新美術館にて独立展（＊＊）と二紀展（＊＊＊）を見てきました。 （＊）http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1956255316&owner_id=20556102（＊＊）http://www.dokuritsuten.com/85/index.html（＊＊＊）http://www.akibi.ac.jp/~suzu
- 「『主体』？」へのコメントとリプライ
- 2017年10月18日08:42
一昨日の記事「『主体』？」はフェイスブックにも転載しました。フェイスブックの方には短歌人の伊東和幸（伊東一如）さん、太田青磁さんからコメントをいただきました。伊東さんのコメントは、歌評で「主体」という語が頻用されているとは知らなかった、必ず
- 「主体」？
- 2017年10月16日19:58
このところ、歌会での歌評を聞いていて気になる言葉がある。「主体」という語である。何らかの歌会のような場に馴染んでいる方ならすぐにおわかりになるだろうと思うが、「作中主体」の略語として「主体」と言うらしいのだ。ふ〜む…。「主体」……？歌評でこ
- 【１０月１９日まで聴取できます】グルムさん、エリさんが出演されたラジオ番組
- 2017年10月14日23:22
キルギスの歌手のグルムさんと、短歌人同人のエリさんが、昨日（１０月１３日）「くにまるジャパン・極」（文化放送）に出演されました。下記「ラジコ・タイムフリー」で１０月１９日まで聴くことができます。（ラジコのシステムがよくわかっていないのですが
- 中核派前進社ビル
- 2017年10月13日19:59
今日は、毎月一回の朝日カルチャーセンター横浜の小池光さんの「短歌を楽しむ」がありました。前半の歌集紹介は永田和宏歌集『日和』（砂子屋書房、２００９年）。後半の受講生題詠詠草の題は「干す、乾す」。拙詠は…中核派前進社ビルその屋上に変哲もなき蒲
- 引き続きアマゾン忌避中
- 2017年10月12日07:15
「短歌人」１２月号の歌稿と時評稿を送ってちょっとホッとしたところへ、１１月号の校正原稿がドッと送られてきた。下版作業は今夜。ただいま校正作業続行中。ちょっと調べたいことがあって少し前のこの日記をチェックしていたら、「アマゾン忌避中」というの
