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日記一覧
- 「短歌人」の誌面より（１２０）
- 2018年05月30日21:03
２０１８年５月号より。「目覚めよ」の遠（をち）の女神に応（いら）へして上枝（ほつえ）下枝（しづえ）の揺らぎ始まる 武下奈々子…「目覚めよ」からはバッハのカンタータ「目覚めよと呼ぶ声あり」が想起されるが、この歌の舞台は東方の自然。「遠」は
- 谷村はるかさん
- 2018年05月29日18:45
谷村はるかさん怖がるな ぐつと踏み込め 耳許に囁きくれしこゑを忘れずという一首を「短歌人」６月号の歌稿に入れたのですが、ボツでした。賞味期限が限られた一首と思いますので、この場にて掲載いたします。《かなしみのみなもとのひと遠い空にひと
- ［付記あり］フィクションの作法と深度
- 2018年05月28日07:12
フィクションの作法と深度 斎藤 寛２０１４年の短歌研究新人賞を受賞した石井僚一「父親のような雨に打たれて」で詠われていた父の死はフィクションであったことをめぐって、さまざまな議論が交わされたのだった。当時、
- ６月号「短歌人」掲載歌
- 2018年05月27日16:10
四半世紀「人生は」と初句を置きたりそののちの四半世紀を水底に伏す水底の晦（くら）きに伏しておもひをりわが天窓に射ししいざよひ 塚本邦雄教授は喋る、喋る、喋る放送大学特別講義「雰囲気に酔つてますね」青年はチクリ言ひたりわが論稿
- 金惠京さん、かく語りき
- 2018年05月25日20:34
日本大学危機管理学部教員の金惠京（キムヘギョン）さん、かく語りき。かつて僕が某大学の教員だった時の諸々を想起して、共感しつつ聴いた。http://radiko.jp/#!/ts/QRR/20180525090000００：００：００〜００：０８：１５「日本大学の一員としてとても残念
- 線の引き処
- 2018年05月22日20:35
僕の両親の状態について、この日記で逐一報告するようなことはしていないが、概して言えば、少し前から両親の死への過程に立ち会っている、という感がある。死はこときれるその一瞬を言うのではなく、それはまわりの人々と共有される何がしかの過程なのだろう
- 「人生」派・対・「表現」派
- 2018年05月15日19:15
「短歌人」２０１８年５月号の特集は、「短歌は人生？ それとも表現？ 短歌の極論�機廖Ａ輜澄�各論の�機↓兇覆匹�配されて何人かの方が書かれている。とりあえずおもしろく読んだが、読後「？？」が残った。「人生」対「表現」という設定、この二項の対置は
- 柳生じゅん子「産声」
- 2018年05月10日06:23
産 声 柳生じゅん子アーはるか遠くからやってきたひとは眉間にちょっとしわをよせ（ここだろうか）と 考えているふうだったアー闘ってひとりになった畏れの跡を頬にすり傷のように印して現れたひとは目をつぶったまま父親 母親 従兄たち
- 悼・井上堯之さん
- 2018年05月08日19:06
井上堯之さんがなくなられたそうだ。かつて、癌が見つかって嬉しかった、なんだかいい加減に生きていたところ、さあしっかり生きなくちゃ、という気持ちになった、と彼が語っていた発言が印象に残っている。昨年３月４日の日記（悼・かまやつひろしさん）の追
- ２００７年４月２２日、初めての短歌人東京歌会
- 2018年05月07日16:24
ライティングデスクの抽斗の中があまりにむちゃらくちゃらになっているので少しは整理しようかと思ったところ、あ、こんなモノを買ったんだっけ、というのが出てきた。パソコンのＵＳＢポートに繋いでフロッピーが使えるという器具である。前のパソコンではフ
