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日記一覧

良いお年を
2023年12月30日06:24

写真左:キエフ 2021(田中龍作ジャーナルより)写真中:ヘルソン 2022(同上)写真右:ガザ 2023(jhelumupdates.com.pkより)昨年末の記事(2022.12.30)にて、「2023年は世界が少しでも良い方向へ向かう年になりますように」と書いたが、その願いは叶わ

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戦場のメリークリスマス
2023年12月24日07:10

↓ Ryuichi Sakamoto : Merry Christmas Mr. Lawrencehttps://www.youtube.com/watch?v=z9tECKZ60zk【最近の日記】「短歌人」の誌面より(183)https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986591372&owner_id=20556102蟬 声https://mixi.jp/view_diary.pl?

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2023年12月号より。だれか来て 佇む 去って またひとり浅き眠りの出入りはじゆう  鈴木杏龍…浅い眠りの時に次々に見る夢の実況中継。誰かが来て佇んでいる。そのひとは去ってそこへまたひとり…、以下同様にしてどぐらまぐらの夢見でありました。そう、

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蟬 声
2023年12月20日05:14

      蟬 声              斎藤 寛ディストピア偏愛症候群冥し声明(しやうみやう)のごと蟬声は垂れ「お歌」とか「作者さま」とか書くひとの慇懃無礼をやさしく赦す加部さんを真似て/    /(  )/などと書いてみた

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秋田興一郎さんのブログ「天野翔のうた日記」(*)は、ちょうど1年前の2022年12月19日の記事以降更新されていない。ご自身の俳句と短歌の作品の一覧を連日アップされていたので、これをもってブログ終了ということなのだろうかと思っていたら、その通りだっ

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おそろしげな詐欺メール
2023年12月18日05:11

アマゾン等々を騙ってクレジットカードの個人情報などを書き込ませようとする詐欺メールは、何かもう定期便のようにして届いている。僕の使っているjcomさんのメーラーはそのたぐいのものを迷惑メールのフォルダーに振り分けてくれるので、定期的にチェックし

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「ここでひとつの曲を紹介したいと思います。杉並区にある環境をテーマにしたカフェの店主が『ミュニシパリズム』という曲をつくり、YouTubeで公開しています。」(岸本聡子「〈コモン〉と〈ケア〉のミュニシパリズムへ」=斎藤幸平+松本卓也編『コモンの「

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飯塚書店、2023年12月刊。『恋の短歌コレクション1000』(*)に続いてこのようなアンソロジーが刊行されました。(*)https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1982684967&owner_id=20556102「普通名詞ではそのものの背景にまで思いは広がらないが、固有名詞には

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↓ John Lennon : POWER TO THE PEOPLEhttps://www.youtube.com/watch?v=4Epue9X8bpcPower to the peoplePower to the peoplePower to the peoplePower to the peoplePower to the peoplePower to the peoplePower to the peoplePower to the people, right

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↓「霜降りて薄化粧」(撮影・保山耕一)https://www.nhk.or.jp/osaka-blog/yamato24/457814.html保山耕一さんについては下記の記事をご参照ください。https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975398245&owner_id=20556102【最近の日記】武馬久仁裕編著『小川双々

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黎明書房、2023年10月刊。小川双々子(1922−2006)の俳句100句を選び、それぞれの句について、編著者の武馬久仁裕さんおよび15名の「現在活躍中の選りすぐりの俳人たち」(カバー袖の惹句より)がその鑑賞を書かれている。僕は俳句に関しては(関しても、と

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12月号「短歌人」掲載歌
2023年11月30日05:15

   やうやうに秋大試験その第一問は「さくらんぼと田んぼの『んぼ』の異同を述べよ」慰めは銅励ましは銀そして沈黙は金 われ金を避くあをのうへにあをを重ねてしづもりぬ老画家Sの描く世界は「心より」にあらねど「心より」と書く けふのみそらの斯くう

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「THE BEATLES 10」(*)という頓狂な、もとい、ユニークなラジオ番組がある。ラジオ日本、日曜夜7時〜8時。(*)https://www.jorf.co.jp/?program=beatles10ビートルズの楽曲限定でリスナーの投票により毎週トップ10を決定して放送している。週ごとに順

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「短歌研究年鑑 2023」(「短歌研究」2023年12月号)が刊行された。この1年の(今回は加えてこの100年、この10年も)短歌界を総括するような記事がいくつか掲載されていて、さらに「総合年刊歌集」と「歌人名簿」が掲載されている。後者の名簿の方は昨年

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「忘れざらめや」??
2023年11月25日05:59

過日の某新聞歌壇に次のような一首が掲載されていた。ちあきなおみ小鼻の脇に黒子あり忘れざらめや歌声とともにちあきなおみは巧い歌手で、僕もBS−TBSで放送された特番の録画を保存版にしている。若い世代の読者は「ちあきなおみって誰?」かも知れない

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↓ 〜介護保険は崖っぷち〜 介護保険制度改悪に待った!の大きな声をあげよう!https://www.change.org/p/%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E4%BF%9D%E9%99%BA%E3%81%AF%E5%B4%96%E3%81%A3%E3%81%B7%E3%81%A1-%E6%98%A8%E5%B9%B4%E3%81%AB%E7%B6%9A%E3%81%8D-%E4%BB%8B%E8%

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今年の5月10日の記事(*)にて篠原睦治さんが他界されたことを記した。(*)https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1985023191&owner_id=20556102上記記事にて篠原さんとの最後のメールのやりとりについて触れたが、以下、お互いの近況についてというようなく

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↓ 太田昌国「改めてガッサン・カナファーニーを思い出しながら」http://www.labornetjp.org/news/2023/1110ota【最近の日記】「短歌人」の誌面より(182)https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986370957&owner_id=20556102「ただあなたのやさしさが怖かっ

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2023年11月号より。いつまでも幸せに暮らしましたとさ老後を語ることなき童話  八木博信…「幸」12首の9首目。なるほど童話のラストは斯くてめでたしめでたし…というのが多い。普通は特にひっかかりもせずこうしたラストを受け容れてしまうところ、中には

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↓ 文化放送 2023.11.13(「君しかない」が流れた部分はスキップされています。)https://podcastqr.joqr.co.jp/programs/golden_main/episodes/9a9a0261-a4f0-449e-96b9-a4c2a41a6fb7【最近の日記】「切るな」と「切らないで」https://mixi.jp/view_diary.pl

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平野卿子さんのコラム「言葉を見つめる 日本語に潜む性差別(上)」(東京新聞2023.11.12)にて、いわゆる女ことばの特性のひとつとして罵倒語や命令形がないことが指摘されていて、それに続けてこんなふうに書かれていた。[以下引用]ただし、これは厳密に

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ひとつ前の記事でご紹介した“Surf's Up”について、萩原健太さんは『SMiLE』(2011)のライナーノーツでこんなふうに語っていました。[以下引用]既成のロックンロールの枠組みを大きく逸脱した流麗でクラシカルなメロディ、繊細かつ大胆なコード・チ

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The Beach Boys : Surf's Up
2023年10月31日07:27

↓The Beach Boys : Surf's Uphttps://www.youtube.com/watch?v=QQ2OKoLpNBMThe diamond necklace played the pawnHand in hand some drummed along, ohTo a handsome mannered baton(Bygone, bygone)A blind class aristocracyBack through the opera glass

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2023年10月16日の記事にて歌集『グロリオサの祈り』をご紹介しました岡田美幸さんが、わたくしの歌集(なんともう8年前のものですが)『アルゴン』を紹介してくださいました。ありがとうございました。https://note.com/okuzyouedenn2525/n/n1d3dc666c8c7マ

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11月号「短歌人」掲載歌
2023年10月29日05:25

   点 鬼 簿クノールのクリームオニオンポタージュはいつしか朝の伴侶となりぬ一枚の薄切りチーズトーストを食べ終るころ妻は起き出づ一字だにかなもじを見ず点鬼簿に並ぶ戒名二十三人仏壇に日々捲りゆく点鬼簿の「遊岸童子」七月六日忘れたる頃に息子はや

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2023年10月号より。認知機能検査受験の日の朝も歩いて今日は八月四日  小野澤繁雄…作者のことを多少は知っている読者からすると、え? もうそんな検査を受検するような年齢だった? と思ったりするが、例えば運転免許証の更新の際にこんな検査が入るような

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「くぐり抜ける力」
2023年10月22日07:08

樹木医は瀕死の松の幹抱き「死の自己決定」懇々と説く(『アルゴン』)お莫迦歌のような体裁をとっているが、下記の児玉さんの記事で書かれているようなことどもを考えていた時に詠んだ歌だった。児玉さんの記事はネット上で読むにはやや長い論稿だが、通読し

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↓ 保山耕一「月齢28、藤原宮跡のコスモス」(2023.10.13)https://www.youtube.com/watch?v=A8dFrIYAdfs&list=PLS5Pw7C3Z4tCwQ10as2VF9Q-6Du_hWEpF&index=3【最近の日記】岡田美幸歌集『グロリオサの祈り』https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986139909&owne

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2023年10月、コールサック社刊。岡田美幸さん(「歌人集団かばんの会」「現代短歌舟の会」)の第2歌集。歌集タイトルは〈グロリオサ祈る両手の指ほどき摑みたかった言葉のあいだ〉より。この歌はこの歌集の掉尾に置かれている。もし作者について何の情

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11年前の10月12日、朝日カルチャーセンター横浜の小池光さんの時間に初参加したのだった。(*)(*)https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1876741765&owner_id=20556102僕は翌日還暦を迎えるという日で、それを小池さんに言ったら、60はまだ若い、6

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