今年6月から7月にかけ、3万7566円(6月22日、分割後調整株価)の上場来高値を付けたキオクシアの株価が軟調だ(チャート図)。
◎上場来高値の4割に沈む株価
業績が悪くなったわけではない。同社の特異とするNAND型フラッシュメモリー(写真)は絶好調で売上げも利益も急伸している。韓国の同業半導体メーカーのサムスン電子とLGもまた好調で、業績に一点の曇りもない。
にもかかわらず、14日には一時1万4570円と分割後の安値を更新している(終値は1万4690円)。上場来高値の4割に沈んでいる。
諸般の環境を考えれば、僕もかなり割安と考える。機関投資家もおしなべて割安とみている。各社アナリスト目標株価は3万7304円〜3万9604円で、野村証券の場合は13万1000円の超強気を打ち出している。
◎信用取り組みは29.8倍の圧倒的な買残の多さ
それでも分割後安値を更新し続けるのは、需給関係が圧倒的に悪いからだ。上場来高値をつける過程で買った投資家の信用取引買残は直近の10月9日だ4479万8300株もあり、売り残の29.8倍もある。
信用買残の買値は正確には分からないが、おそらく分割後調整価格で3万円前後はあるのではないか。
信用取引は、玉を建てた6カ月後に反対売買をするのが原則だ。すると高値をつけた6月22日までの高値で買った買残株が、今後、次々と期日を迎えることになる。
こう考えると、新たに買いを入れることにどうしても慎重になる。高値で買った信用買いの株が、どんどん投げ売りされてくるからだ。少々反発しても、その反発局面で投げが出てくるので、上値は見込めない。
◎1万4000円割れを待ち続ける、無ければ買わないだけ
すると年末近くの高値期日を過ぎてから買っても遅くはない、という判断となる。
あるいは先回りをする投資家なら、その1カ月前が仕込みどころ、と考えるかもしれない。
業績から考えて、これ以上の下値は考えにくいので、これから1万4000円割れがあったら目をつぶっての買いだろうと僕は思う。それをジッと待ち受ける日々だ。1万4000割れが無ければ、縁が無かったと思って買い見送りをすればいいだけだ。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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昨年の今日の日記:「上野の国立科学博物館、『氷河期展』を観に行く(4):古日本島のメガファウナ」
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