アメリカの証券界では靴磨きの少年(写真)が株を買い始めたら売り時、という言い伝えがあるという。バブル全盛期、1980年代末の日本でも、大根を買い物籠に入れた主婦が証券会社の店頭に来るようになったら、相場は終わりだ、と言われた。 いずれも経
桜の季節が終わろうとしている。 28日日曜日も東京はけっこうな風が吹き、雨が降った。3週連続のサンデー・ストームである。このミニ嵐のため、散った桜の花弁が歩道を薄桃色に染め、下水排水溝のそばに堆く積もっている。◎半世紀で2週間は桜の季節は
やはり我慢して良かった、と思う。先週末、東証REIT指数が約1年ぶりに2000台に回復、2003.14で引けたのだ。 昨年3月、REIT相場が暴落し、ほとんどの銘柄がストップ安を付けた時は、僕も肝を冷やした。あれは、武漢肺炎の世界的な蔓延
何1つ経済的裏付けのないのにバブル人気に湧くビットコインは、最近ではすっかり500万〜600万円台が定着した(写真)。他人が買うから買う、その買い手に転売して儲けるというマネーゲーム展開で、当初の安価で便利な決済手段という性格ははるか後景
幕末の武装集団の新選組は、維新の戊辰戦争を機に事実上崩壊したが、維新後もなお初期の理念である士道に忠実に生きた隊士はいる。前編では、土方歳三に従い、箱館まで転戦して生き残った島田魁ら隊士たちの一部を述べた(3月20日付日記:「幕末に無敵の
またしても空箱=SPAC(特別買収目的会社)がらみの不祥事で、アメリカの株式市場が動揺している。今度は、新興EVメーカーの予約台数水増し疑惑で、ここに出資するGM(写真=デトロイトの本社)も巻き込まれている。◎ニコラに続いて GMと言えば
アメリカのインド太平洋軍のデーヴィッドソン司令官(写真)は9日の上院外交委員会で、6年以内のスターリニスト中国の台湾侵攻の可能性を証言した。◎台湾にスターリニスト中国が熱望する先端技術が集積 スターリニスト中国は、台湾統一を核心的利益と公
昔、ソ連のあった時代、日本からヨーロッパに向かうにはソ連上空を通れないため、最短経路としてアラスカのアンカレッジ空港を経由していた。僕も最初の海外旅行であるヨーロッパ行きで、アンカレッジ国際空港に降り立ったことがある(写真)。 シベリア上
反日韓国の文在寅政権が土地疑惑で揺れている。 このほど明るみに出た韓国土地住宅公社(LH)職員らの内部情報を利用した闇土地投機である。 貧富の格差が大きい韓国では、その根源である土地・住宅、学歴・入試、そして徴兵逃れの疑惑は、韓国民の機微
先週末19日の東京株式市場は、奇妙な値動きだった。特に大引けの値段を見て、「これは何だ!?」と叫びたくなった。◎日経平均大幅安なのにTOPIXは2000回復の上に続伸 日経平均は、424.70円安の3万円割れ、2万9792円05銭で引けた
日本人のほとんど、8600万人(2020年10月現在)もが利用するLINEは、個人ばかりでなく、今や政府や自治体、企業も諸手続や広報に使う重要なツールである(写真)。◎韓国企業の子会社だったが そのLINEが、システム管理を委託していたス
幕末の京都で尊皇攘夷の浪士テロリストを流血沙汰で取り締まった武装集団・新選組は、歴史的に見れば守旧反動派なのだろうが、今は妙にファンが多い。僕も、個人的には好感を抱く。◎蝦夷まで転戦して新政府軍と戦いで戦死した土方歳三 特に宇都宮、会津、
今シーズン最後の活きズワイガニを食べた。例年より早い訪れの春の某日、赤坂のNという日本料理店に行った。◎初めての松葉ガニも美味 越前ガニではなく、今回は同じズワイガニでも産地が鳥取の松葉ガニである。ちなみに越前ガニも松葉ガニも同一種で、正
東京株式市場1部に上場する株式会社の筆頭大株主をご存じだろうか。 日本銀行(日銀=写真)である。◎年金を抜いて日本株保有トップに 10年以上前の2010年12月、金融緩和の一環としてETF(上場投資信託)を上限4500億円で買い始め、以来
今度の日曜日に、僕の住む千葉県の知事選がある。現職の森田知事が引退して、新人ばかりの8人もが名乗りを上げた。戦後の公選制以来、8人もの立候補は初めてという(写真=2人だけポスターを貼らない泡沫候補がいるが公営掲示板はいっぱい)。◎千葉市長
日本以上のバブル懸念があるアメリカの株式市場。ここに新規上場(IPO)される特殊な株に、懸念が広がっている。SPAC(特別買収目的会社)のIPOである。◎元大リーガーや元プロバスケの選手などが広告塔 日本では上場が認められていないから、知
アメリカ発の長期金利急騰が引き金になり、一時は3万円を突破した日本株は3月に入って調整局面入りしている。◎NISAやiDeCoの毎月少額長期投資家は大幅な含み益 それでも今週末は、2万9717.83円で引け、持ち直しを見せている。武漢肺炎
シベリアの永久凍土の融解が進み、環境破壊、インフラ破壊に拍車をかけている。永久凍土が溶けて、氷河期に埋まったマンモスなどの絶滅動物が姿を現したというニュースなどは、しばしば本欄で書いた。これは、古生物学者には朗報だが、環境面では重大な危機
カーナビ2位で、かつてオーディオ機器、プラズマテレビ、DVDレコーダーなどホームエレクトロニクス(家電)で一世を風靡したパイオニア(写真=同本社の入る貸しビル)が苦境にある。10日、カーナビに必須のソフトである虎の子の地図制作子会社「イン
二酸化炭素排出ゼロを目指して、世界は猫も杓子も最大の二酸化炭素排出源である自動車のエコ化で競争している。そのエースとされるのが、EV(電気自動車)だ(写真)。◎確かに走行時に二酸化炭素は排出しないが 毎日の新聞を開くと、必ずどこどこの国・
単一ゲノムを持った植物は、クローン株と言い、有名な例にこれから花見の季節を迎えるソメイヨシノがある(写真)。 これは、美しい花を大量に付けることから、人為的に栄養生殖で全国に植樹されたものだが、自然界でもクローンの株が単為生殖の結果、山野
我々の暮らす太陽系のある銀河系に伴銀河である大マゼラン雲(写真)が衝突する、ただし20億年後というおよそ非現実的な遠い未来の話だが。 2年前にイギリスの研究チームが、そんな発表をして、一部の天文ファンの話題を呼んだ。◎衝突と言うよりも吸収
スターリニスト中国のゴム印議会の全人代(全国人民代議員大会)が5日から開幕した(写真=習近平に拍手を送る香港の林鄭月娥=後列右から2人目=と元長官の董建華=前列右端)。◎立候補者は「愛国者」に限定し、民主派排除 今回、ここで「審議」される
自動車は、電動化と共にIT化を強める傾向が顕著だ。 トヨタと日産が、自動車に搭載したソフトウエアの更新だけで走行機能を高度化する仕組みを、今年の新型車に投入するという。◎走るたびにソフトを更新する 車のソフトは、電子機器に組み込まれたデー
極北、それも北極圏に近い荒野に住むジャコウウシは、現生のウシ科では最も極北に棲む種かもしれない。いやウシ科に限らず、脊椎動物では稀少な種だろう。◎ユーラシアとアラスカで一時絶滅したが移入されて増える 現在は、原産種はカナダ北極圏とグリーン
武漢肺炎ウイルスを含めて、ウイルスは生きた細胞内でしか自分の遺伝子を複製できない。その細胞は、動植物いずれでもよい。ただし何でもいいとは言えず、相性がある。◎アフリカミドリザルの腎臓上皮細胞から取る ウイルス学者にとって非常に重要な細胞に
またも1都3県の緊急事態宣言が延長されることになった。前回の1カ月延長とも同じパターンだ。◎生活に困らない人たちの身勝手な「世論」 小池都知事らが延長論をメディアに出て要望し、医師・疫学者などが慎重論を唱え、世論という名の得体の知れない圧
ようやく春めいてきた今日この頃だが、夏になると体臭が気になることがある。僕の知り合いの女性はとても臭いに敏感で、他人の体臭が気になり、電車で臭い男と乗り合わせたりすると、車両を変えるそうだ。◎悪臭を消すのに香水、お香 確かにたまに何週間も
火星に生命が居たか、あるいは今も生存しているか――この命題への回答は、地球という生命あふれる惑星が絶対的なものか、あるいは相対的なものかを決めるのに必要不可欠である。◎命名からうかがえる今度こそのNASAの意気込み その解を得るために、ア
クリストファー・コロンブスが初めて「アメリカ大陸」を「発見」したのは、今から500年以上前の1492年で、この年は世界史の授業では「いしのくに」として語呂合わせで覚えるように言われた。◎奴隷商人、虐殺者の残虐な顔を持ったコロンブス