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2026年09月22日05:52

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日銀が政策金利を1.25%に上げ、さらに金利上昇は続く、住宅ローンやREITへの影響大

 日銀が9月18日の金融政策決定会合で、政策金利を1.25%に引き上げた。1.25%は1995年以来、31年ぶりの高さだ(図)。

◎これから住宅を買う層には購入を諦めざるをえないほどの重荷
 しかし、たぶんこれで終わりではない。市場の見込む政策金利の最終到達点は、2.4%程度と上振れしていて、これだとあと4〜5回程度の利上げがあることになる。
 仮に2.4%程度とすると、これまでの常識から考え、かなりの高金利だ。これで日本経済は耐えられるのか、といぶかってしまう。
 たとえばこれから家を買おうとしている若い人たちに、もろに金利高は効いてくる。返済金の高騰に、住宅購入を諦める人が出てくるだろう。このまま賃貸に住み続けることを余儀なくされても、次の更新時に家主から賃料の上げを言い渡されるだろう。家主は、賃貸用住宅の購入費用として銀行のローンを組んでいるので、この金利アップを銀行から迫られるからだ。
 むろん企業が銀行から借りる金利も高くなる。

◎株価は比較的堅調だがREITはマイナス
 株価にもマイナスだ。株式の益利回りは市場金利に一定のプレミアムを乗せて決まる。株式益利回りとは1株当たり純利益を株価で割ったもので、PERの逆数だ。PERが同じで推移したとしても市場金利が上がるので、期待益利回りは高くなり、その分、株価は低くならざるを得ない。
 金利高が企業業績の足を引っ張ればさらに下押し圧力は強まる。
 株式以上にマイナスなのは、不動産投資信託(REIT)だ。どのREIT銘柄も、借入金比率は42%ほどとなっている。金利高は、確実にREIT銘柄の収益の足を引っ張る。むろん資産の不動産の賃料も上がるから、必ずしも全面的に金利上昇の悪影響を受けるわけではないが、それにしてもマイナスであるのは確かだ。
 実際、日銀が政策金利の上げを決めた9月18日には、REIT指数は年初来安値となる1730.69ポイントまで落ち込んだ(図)。マイナス13%の落ち込みだ。日経平均株価が、上場企業の増益期待から年初来では約30%も上昇しているのに、この乖離はREITがいかに金利の影響が大きいかを示している。

◎REIT、借入金の金利負担の上がるのが重荷
 僕の手元にある大手REITの報告書がある(写真)。これに長期借入金の一覧が載っているが、低金利時代に借りた金利は最低で0.18%のものがある。しかしこれは、来年3月1日に返済期限が来る。すると、高金利の長期借入金に借り換えさないといけない。
 対して直近で借り入れた長期借入金利は、2037年3月の返済期限で1.287%だ。1%以上もの差がある。これから新たに借り入れる借換金利は、もっと上がるのは必至だ。REITにとって決して好ましい状況ではないから、市場はこれを嫌って投資口価格の頭を抑え続けるだろう。
 テロ国家イランによるホルムズ海峡の封鎖と、最近はイランの代理勢力であるテロ集団のフーシなどによる紅海の封鎖攻撃で、原油高に伴うインフレ圧力は弱まりそうにない。
 当面は金利高に耐える覚悟が必要だ。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202609220000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

昨年の今日の日記:「日銀、ETFとREITの売却を決める、ETFの含み益は実に48兆円で簿価に対して1.3倍」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202509220000/

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