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2026年06月15日04:05

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昇竜のキオクシア、ついにトヨタを抜いて株価時価総額トップに躍り出る

 ちょっと押すと倍返しのように跳ね上がり、快走を続けるキオクシアが、ついに時価総額トップに躍り出た。6月12日、前日比5760高の8万1200円で引け、長年時価総額首位を維持していたトヨタ自動車を追い抜いた。
 12日終値での時価総額は、約44.36兆円となった。

◎1日にトヨタを抜いたSBGにも今や大差
 棒上げと言えるキオクシアの暴騰は、1日にトヨタを抜いで時価総額トップに就いたソフトバンクグループ(SBG)をも抜き去ったものだ。ちなみに12日の終値での時価総額は2位のトヨタが約43.84兆円、SBGが36.97兆円である。
 言うまでもなくトヨタは、生産台数世界首位の、1台で数百万円物自動車を生産販売するメーカーだ。SBGも、メーカーではないものの傘下に世界首位の半導体設計会社アーム社、通信会社ソフトバンク社、検索、ポータル、アプリなとのLINEヤフー社、キャッシュレス決済のPayPay社など多数の優良企業を置き、さらにアメリカ、オープンAI社に出資し約13%の株を握る。

◎直近株価は初値の56倍! しかもたった1年半で
 その2社を、NAND型フラッシュメモリーの単品経営のキオクシアが抜くとは――(写真=昨年9月に稼働した同社の北上工場)。しかも上場したのはたった1年半前の2024年12月だ。その上場初日の初値は、公開価格を1%下回る1440円だった。この株価は、今や1日の値幅の数分の1に過ぎない。つまりこの時にキオクシアの将来を信じて目をつぶって買った投資家は、今や56倍余という信じられないパフォーマンスで報いられている。
 前に何度も書いたが(26年5月25日付日記:「絶好調のキオクシアは買いなのか、予想PERは超割安を示すが」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202605250000/、及び26年1月12日付日記:「半導体メーカー『キオクシア』の後悔;AIブームを予見できずIPOの申し込み撤回という失敗」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202601120000/を参照)、新規株式公開(IPO)の時に1度は証券会社に購入申し込みをしながら翌日に撤回した大失策がある。今さら愚痴っても仕方がないが、あの時1000株でも買っていれば、それだけで「億り人」に手がかかったのだが。

◎昨年夏からのAI需要が原動力
 ただそれを予見できた人はほとんどいなかっただろう。実際、チャート図でも分かるように、去年の秋口までは株価は2000円前後でウロウロしていたのだ。公募で手に入れた投資家も、このあたりでしびれを切らして利益確定売りをしたに違いない。
 それを一変させたのが、昨年夏から顕著になったAI需要だ。先に発表された今4〜6月期の連結純利益は、3か月だけで8690億円と前年同期比48倍になる見通しなのだ。株価が鎌首をもたげたように棒上げとなっているのは、その反映だ。
 ただし上には上がある。半導体王国の隣国韓国のサムスン電子とSKハイニックスの時価総額は、それぞれ約200兆円、約160兆円もある。桁が違う株価だ。
 ただキオクシアの上昇率は、前2社より突出している(図)。この勢いが続けば、かなり肉薄できるかもしれない。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202606150000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

昨年の今日の日記:「日本海海戦、連合艦隊の対ロシア圧勝を指揮した戦艦『三笠』、水兵の非行で不名誉な爆沈」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202506150000/

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