玄関で眉毛をカットしてもらっていてその機械使いやすいでしょって言ったら別にって言われたし不快になりながらもテレビを見ていたら凄惨な事件が発生しましたとのことで恒例の婚約リレー十分前に妻になる予定の女が見知らぬ男から固めた数枚のティッシュで日本酒を飲んでくださいと要求されたらしくそれが原因で死人が出たようなのだが映像と音声にギャップが有り声だけが聞こえてくる状態でおれを含む何となく分かるひとたちがウンウンとうなずいているという夢を見た。相変わらず暑さで起き抜けの無茶苦茶な夢しか覚えてない、文脈がないから思い出しづらいというか。婚約リレーってなんだ？ タイプミスかもしれないが、梅の文章自体に文脈がまったくないので訂正のしようもない。
ルーターが届き、設置して、無線通信が回復しました。そして、ああ、虫の話だよ。ひどい目にあったぜ。太陽が好きなはずのカラミンサが日陰に置いているわけでもないのにモリモリ枯れてきていたので、これはおかしい、病気か虫だと思って土をひっくり返したら、土の中からおそらくコガネムシの幼虫と思われるものが三十匹ぐらい出てきた……。というかそのものだよな。何日か前の日記にも土に変な穴が空いてたって書いたけど、あれは成虫になって飛び出していったんだ。そういえばちょっと前に玄関の前で死んでいるコガネムシを見かけたが、そこまで関連があるかどうかは分からない。とにかくツラい。泣きそうになりながらスコップでコガネムシの幼虫を目視できるだけすべて取り除いて、そのあとほかの土を干してある袋の中に入れて、念のため木酢液を入れてきた、これで二週間ぐらい放置です。コガネムシの幼虫は根っこを食うからね、間違いなくこいつらのせいでカラミンサが死んだ。おれの記憶が正しければオルトランを撒いてあったはずだけど、忘れてたか、量が少なかったか、タイミングが合わなかったかのいずれかで効果がなかったのだろう。思い出したくもないが幼虫は生きている個体も多数あったので殺虫効果が及んでなかったことは確かだ。幼虫にもプランターにも熱湯をかけたけど、プランターはびしょびしょなので帰ってきてから掃除することにして出かけた。は〜ツラ。超遠くのブックオフでスペイン語とロシア語の本を買った、ハードオフと遠くのブックオフに欲しいものはなし。まあ語学の本はね、嫌なことがあったんで慰めにね。夕方には冷蔵庫が壊れたのではないかという騒ぎがあった。結果的に直ったのだが、当の壊した家族は遠くで携帯をいじくっていたので、我関せずみたいな態度を取るな、せめて先頭に立って心配か修理しろよと注意したら、ラインの返事の方が大事だからと最悪の返しをしてきたので、ケンカになった。ルーター壊れて、買い替えたら今度は植木鉢から大量の虫が出て来て、それも終わらせたら今度は家族が冷蔵庫を壊して我関せずみたいな態度をとる、地獄みたいな運の悪さだな。そんな運の悪さの中でもおれはじぶんの音楽をリリースしたよ。偉いでしょ。
夜中にはベーシックインカムの本を読んでいた。昔のベーシックインカムの本の財源論は「法人税を筆頭にすべての税をゼロにして、消費税ですべてを賄う」っていうもので、法人税を減らすと企業が喜ぶという意見には「そもそも法人税は価格転嫁されて消費者や労働者が支払っている」と反論してあり、そういう考えは現在でもあるようだった。そういう考えってのはつまりれいわ新選組の消費税ゼロパーセント論への対抗として、そもそも消費税をゼロにして法人税を上げまくってもその法人税は価格転嫁されて消費者や労働者が払うんだよという意見としてあった、なるほどねえという感じ。多分直感として、消費税を低くして法人税を上げれば嬉しい、というものがあり、その考えには法人税が価格転嫁されてしまうという視点が抜けてる感じ。だって法人税が増税されても、増税で苦しいみたいな騒ぎ方をしないわけでしょ、特に相対的に庶民への税金が減税されているときには。法人税を高くすると価格転嫁が起こるってのはわかったけど、じゃあ法人税を低くしたりゼロにしたりすると価格がめちゃ下がるのかという疑問があるよね、実際法人税は昔に比べて下がっているので。結局のところこのへんは法人に経済倫理があるかどうかが問題になるわけで、そんなものはないとみんなが分かっている、やれシュリンクフレーションだのなんだのしてゴマカシをやっていたり、コーズマーケティングしつつ都合の悪い社会問題には口を閉ざしてみたり、タックスヘイブンを使って合法でしょと開き直ってみたりする法人なり企業が善意を持っているわけがない。企業体は人間ではないですからね。なんにせよベーシックインカムほしいですね、早くしてくれ。
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