ウイラード

会社創業者の息子でいながら父の死後に会社を乗っ取られ、それでもその会社で働く無能な青年ウイラード。仕事が遅いためにアシスタントを雇ったところ若くて可愛い女子が採用され、ウイラードと親しくなる。最近家の庭にネズミが増えて母親から駆除するよう言われたのだがウイラードはネズミに愛着を感じ、餌を与えて飼育するようになる。自分の言う事を聞くようになったネズミを駆使して憎い社長に復讐した後、恐ろしくなったウイラードはネズミを殲滅しようとし、歯止めがきかないほど増えてしまったネズミはウイラードに襲いかかる。
見る順番が逆になってしまったが、「ベン」の前作にあたる動物パニック映画。中学生の頃にテレビで見て以来。幼少の頃もテレビで見た順番は逆だった。
昔見た時は、孤独な青年が自分で育てたネズミによって自滅していく悲しい話、という印象だったけど微妙に違った。ある種狂った若者の自業自得の話で、ダシにされたネズミこそ不運というものだ。続編の「ベン」の方がクオリティは高い。
若い頃のソンドラ・ロックが可愛く、７０年代のこういう映画には大抵出ているアーネスト・ボーグナインは出ているだけでいい。嫌味な社長のマーティンという役名で、この人の出世作は「マーティ」だったかな、と思いながら見ていた。まあどうでもいい話だけど。