6月20日緊急事態宣言が延長になって以来前週同曜日の感染者数が増加の一途を辿る東京、今日またダメだし食らったように不祥事解任者が出た五輪は開幕を明日に控える。招致の時から反対だった私は、アスリートの頑張りに下手に感動して政府の思う壺にならぬためにも「テレビ見ません」で抵抗、感染対策しながら(外食せず!)美術館に通うのだー。
三菱財閥岩崎家コレクションの国宝12点が集結!の謳い文句、内、7点が静嘉堂文庫、5点が東洋文庫蔵。静嘉堂文庫は、世田谷での展示最後の
展覧会に行ったから今回は見送ってもよかったのだが、やはり曜変天目と十二神将はみたい。
完全予約制ではなく、当日入場も待たされずにできた。が、割と混んでいる。若い人からご年配まで様々。和服姿が多いのは、やはり茶道具の名品が多いからか。狭い展示室が多いので、密になりやすい。ご注意を。8月9日境に展示替えもある。
https://mimt.jp/kokuhou12/
三菱を創業した岩崎家。創業者・彌太郎を継いで第2代から第4代社長をつとめた彌之助、久彌、小彌太は、多数の文化財を収集し、それらは現在、静嘉堂と東洋文庫に収蔵される。「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」では、これら2館の所蔵品から、国宝や重要文化財をはじめとする美術工芸品などに加え、三菱経済研究所の所蔵作品を合わせた約100点を紹介する。
見どころは、12点が出品される国宝の数々。世界に3点のみ現存するとされる茶碗《曜変天目》、俵屋宗達の大胆な源氏絵である《源氏物語関屋澪標図屏風》、そして南宋時代の山水画の名作とされる《風雨山水図》などの魅力にふれられる。加えて、31点の重要文化財も展示する。
また、静嘉堂と東洋文庫が有する古典籍や漢籍・和書・洋書も公開。中国最古の詩集の唐時代の書写本『毛詩』、日本でも影響力をもった中国の名文集『文選集注』、そして東西交流史における重要な資料であるマルコ・ポーロの『東方見聞録』などを見ることができる。
さらに会場では、豊臣秀吉が京都・北野天満宮で開催した茶会を再現した、1936年の大茶会「昭和北野大茶湯」の道具組も展示。南宋から元の時代に作られた青磁器《青磁鯱耳花入》や《墨跡 額字断簡「湯」》などからは、当時の茶会の雰囲気を感じることができるだろう。
第1章 三菱の創業と発展〜岩崎家4代の肖像
第2章 彌之助〜静嘉堂の創設
第3章 久彌〜古典籍愛好から学術貢献へ
第4章 小彌太〜静嘉堂の拡充
浄瑠璃寺伝来の十二神将、5体は東博、7体は静嘉堂文庫にあり、2017年の「
運慶展」では一堂に会した。
今回は、寅、午、亥神の3体がみられる。
鏃を丹念に見る亥神。目つきがリアル
頬杖をつく午神、への字に曲げた口、表情がユーモラス
独鈷を振り上げる寅神、返した左手が歌舞伎の見栄のよう
いくらみても見飽きない。
俵屋宗達《源氏物語関谷澪標図屏風》
前期は《澪標図》
宗達らしい大胆な構図。明石の上が乗る船が右上端ギリギリ、光源氏が乗る牛車は白砂の上。
橋本雅邦《龍虎図屏風》
第4回内国勧業博覧会に彌之助が出資して描かせた屏風。稲妻が龍の目の近くからビームのように出て、虎が吠えてそれを受ける。迫力ある屏風だ。子龍がかわいい。
黒田清輝《裸体婦人図》
これが「腰巻事件」の絵!後に岩崎家が買い、高輪の撞球場に飾った。
ちなみに「腰巻事件」とは1901年、第6回白馬会展」に出展された黒田清輝作『裸体婦人像』と、その師であったラファエル・コラン作『オペラ・コミック座天井画「虚構に生気を与える真実」のための素描(1)』に対し、風紀を乱すとして警察が介入したため絵に布を掛けて裸婦の下半身を隠すことで対応したという事件。え?これが?と思うが、そんな時代もあったんだな〜。
ところで、静嘉堂文庫はそれでも何回か行ったが、東洋文庫には行ったことがない。古い書物はどうも…と思っていたけれど、今回の展示で行ってみたくなった。
江戸時代の地図も面白かったが、なんと言ってもチベット仏教関連書が興味深かった。《セタブ像》を描いた絵画は色鮮やかで細かく、色々知りたいこといっぱい。それから、チベットの仏典は紙を閉じずに積み重ねて厚い板で挟むことも初めて知る。
最後は、小彌太のコレクション。
野々村仁清《色絵吉野山図茶壺》
MOA美術館にほぼ同じ形の藤の花の茶壺があったなぁ。並べてみたい。
そして、かの《曜変天目茶碗》は別室の扱い。1年に2度お目にかかれるとは。
小部屋の多いこの美術館ならではかな。
撮影コーナーでは、彌太郎が店頭に掲げていたというおかめの面と謎のパネル。
フラッシュ撮影してくださいと買いてあったので、ストロボオンにして撮るとこうなった。
みんな気づかずに通り過ぎてるよー
9月12日まで
外は暑くて、アイスクリーム。カメラ用意している間にどんどん溶ける!
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