ＡＩ崩壊

今から１０年後の近未来、ＡＩが国民の健康を管理して平和な生活が築かれていて、そんな時に海外に移住しているＡＩの開発者が賞を受賞したために日本に招かれ久々に帰国すると突如ＡＩが暴走して国民を選別し始め国家は大混乱に陥る。首謀者は帰国したＡＩ開発者、という証拠が提示され警察はサイバー技術をフル稼動してＡＩ開発者を追い詰める。
どうせありきたりのサスペンス映画だろうと思っていたら、思っていた以上に見応えのある映画だった。
これが１０年前だったらＳＦ映画なのだろうけど、今見るとＳＦには思えず近未来を舞台にしたリアルなサスペンスとしか思えない。技術の進歩って早いな。
入江悠監督はサスペンス映画の名手みたいな扱いだけど、まあ確かにサスペンス映画を撮ると本領発揮な感じがするわな。「サイタマノラッパー」シリーズは別格として青春映画はつまらないし。青春映画とサスペンスしか作らないのだったらサスペンスに特化して欲しいものだ。