12/17 dg8fmgg

　午前八時半の起き抜けには、警察の保護施設のパスワード切って逃げ出したら残っている奴にリズミカルな方法だやるねえと声をかけられたけどその代わりにテレビで報道されるレベルのお尋ね者になってしまったしお腹が空いたので久しぶりに外のレストランに向かったらその前の道路でレストランの奇妙なマスコットキャラクターがおどけながら今日のおすすめ料理を触れ回っていたけどさすがにこういう精神状態では何も食う気になれなくて店内で話をしていたら昔アニータも悪いことをして外国に逃げたよねと言われたので懐かしいがおれは外国逃げられないと返事するとタイ人がタイにおいでよと誘ってきたけど言葉が難しいからなあと悩んでいたらどんどん悲観的になってきてこのまま刑務所に入れられたらすごくつまらないだろうしインターネットもできないのだからむしろ今から出頭して無罪ってことにならないかなと悩んでひたすら震える夢を見た。この夢が少なくとも夢の中にいるときは無茶苦茶に悪夢だと感じていて、目が覚めたとき本当に夢でよかったと安堵したんだけど、書いてみるとそれほど怖い夢でもないな。あと、本をたくさん抱えてレジを待っていたらおっさんが割り込み気味に列に入ってきたのでまあいいわと諦めて重くなってきた本を一旦床に置いていたんだけどおっさんの番になったらそのおっさんがスウッと百円玉に変形してレジに張り付いたのでエッこれっておれが会計してもらっていいってことかと驚いたし念のため列に足を残しながら床に置いておいた本をとる夢を見た。これ、奇妙ながらよく覚えていて、しかもこの通りの夢なので特に書き足すことがない。正午過ぎの起き抜けには、全身が溶けちゃって政治的な家に流し込まれたんだけどほかにも家はあるわけだしこの能力を持つ奴がほかにいないから手分けもできないししょうがないから再生ボタンを確認して演奏中じゃない家から順番におれが満たしていくしかないと張り切る夢を見た。まったく覚えてない。なんで液体なんだ。

　今日、昼ごはんのときにニュースを見ていたら、スーパーボランティアのジジイの腕に「グレタトゥンベリさん」って書いてあったので、すごく良かった。なんだろ、ボランティアのひとがどうこう、っていうんじゃなくて、なんで腕にさん付けで書くのっていう疑問があるよね。さんは声に出すときとか書くときに気にするものだろ。昼過ぎになったので、今日は珍しく遠くのブックオフへ出かけた。二割引だったのでハングルの本を購入した、というか、この本は確か二週間ぐらい前に見てて、まさか残っていないだろうから今日残ってたら買うか、と意気込んでいたものなのだが、まさか本当に残っているとは思ってなかった、しかも二割引のおまけ付きで。それからガレージにも足を伸ばしたけど、さすがに昨日来たばっかりなので何もなし。それにしても十二月にサンダルで出かけられるとは感動ものだね。

　夜にはNHKで主婦引きこもりのニュースをやってた。「美容院でお仕事は何を？　と言われるのがつらい」「収入を得ることを期待されていて苦しい」「女性活躍の圧力」って、おれがいつも主張してることとほぼ一緒じゃん。おい家事労働がそもそも無給であることに言及しろNHK、ベーシックインカムしか道はないぞ。マジで今の資本主義の歪みって家事が無給であることだし、それは共働きで消えてなくなるわけでもない、政府は家事に対して給料を払わねばならないし、その家事の程度について判断することは不可能だから、すべての国民に給料を払うしかない。それが即ちベーシックインカムだ。