ジュリーのドタキャン騒動の報道を見て感じるのは、意外と彼を擁護する声が多いということだ。それだけ催事業者の体質がいいかげんだということがあるのかもしれない。
それにしてもだ、彼を見るために集まってくれた７千人もの観客に、肩透かしを食らわせるのはあまりに傲慢というものだろう。チケット代は払い戻してくれるだろうが、はるばる地方から交通費を払いホテルを予約して駆けつけた人もいる。当たり前のことだが、その人達には何の落ち度もない。なのにこの仕打ちだ。駆け付けたマスコミに対して、「責任は僕にある」と言ったらしいけれど、どう責任を取るつもりだろう。「責任」を口にするくらいなら、罪とがのない観客に対して何らかの保障しなければならないはずだが、おそらくそんなことはしないだろう。
しおらしく「責任は僕にある」ということ自体が、たぶん彼の責任の取り方なのだろう。彼のその真摯な謝り方を評価する声も少なくない。なんと、世の中には物分かりのいい人が多いのだろう。７千人もの人が泣き寝入りだというのに。
ファンを大事にする気持ちがあれば、観客がたとえ一人二人でも彼は歌わねばならないはずだ。７千人の人の想いの重さを彼は理解していない。自分一人の意地のために７千人の想いを犠牲にすべきではなかった。たとえ不満が有ろうと、ファンのために先ず歌ってから、法廷闘争するなり縁を切るなりなど業者に不満をぶつけるのはその後だ。
その理屈が分からないなら、もうステージに立つべきではないと思う。かつての彼なら、黙っていても数万の観客が押し寄せただろう。７千人というのが今自分の実力だと知るべきである。私に言わせれば、その数字だってすごい。７０歳で７千人、ジュリーは正真正銘の大スターだと思う。
■「ジュリーの意地でドタキャンは横暴」「強気が裏目」芸能界から批判相次ぐ ファンの声は…
(AERA dot. - 10月18日 21:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5337509
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