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2018年06月20日07:00

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話し合いによる解決

 話しやすい人にだけ話すのは、愚痴になるだけで解決には結びつきません。本当に解決をしたければ、話しにくい人・話したくない人と話さなければならないでしょう。

【ただいま読書中】『ノベライズ・テレビジョン』天久聖一 著、 河出書房新社、2013年、1200円(税別)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4309022308/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4309022308&linkCode=as2&tag=m0kada-22&linkId=47ca6506690069f14bd38caf9590fc84
 テレビの画面に映る番組やコマーシャルを「ノベライズ」したショートショート集です。たとえば「「アリさんマークの引越社」をノベライズする」は「ある朝、目を覚ました赤井英和は、自分の体が巨大化していることに気づいた。」で始まります。コマーシャルそのまま? だけどその後の展開は、落語だったら人情噺。
 「徹子の部屋」は、文字通り「徹子の部屋」の物語です(これだと日本語が意味不明ですね。だけどネタバレはしません)。「ホワイト家族」これも笑っちゃう。黒田さん一家が1週間前から……「私」は上戸彩に・お母さんは樋口可南子・お父さんは白い犬・お兄さんは引きこもりの黒人になってしまったのです。外見だけ。だから実生活は今までと全然変わりません。
 「仮装大賞」はみごと。私は本書でこの作品が一番好きだな。「仮装大賞」そのものが好きな番組、というのもこの判断に影響しているかもしれませんが。
 最後は「笑点」、それも怒濤のノベライズ7連発。山田隆夫の著作で笑点の“裏側"についてはあらかじめ“予習"ずみではありますが、読んでいてしんみりしてしまいます。
 やろうと思えば、自分のお気に入りの(あるいはお気に入りではない)番組やCMをこういった「ノベライズ」することで、誰でも楽しく遊ぶことができますね。たとえ全然面白くない番組であっても、まだこういった楽しみが残っていました。


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