梅の実が実る頃の長雨だから「梅雨」だ、と昔聞いたことがあります。
ところで地球温暖化が進むと、梅の実の収穫期はずれてしまわないのでしょうか。あ、温暖化につれて気団の変化もずれていくでしょうから、「梅雨」はやはり「梅雨」のままなのかな。
【ただいま読書中】『芸術士のいる保育所 ──平成23年度芸術士派遣事業活動報告』高松市健康福祉部こども園運営課/NPO法人アーキペラゴ芸術士事務局、2012年
子供たちの「何かしたい」という欲求を、芸術の方向に向けてみたら何が起きたか、の実録です。
「描く」で、おとなしく紙にだけ描いているわけではありません。窓ガラス、顔、地面にまで。
「粘土」では、全身粘土まみれ。
「作品の鑑賞」も一筋縄ではいきません。壁にずらりと展示されているのですが、その前にもう一枚の壁があって、そこにあるたくさんの小さな扉を開けたらはじめてその向こうの作品が見える、という仕掛けです。「鑑賞」自体がわくわくする体験になっています。
「音が出るもの」で遊ぶとき、鉄製のフェンスも“楽器"になります。空き缶、花びら、砂、枯れ葉……なんでも子供たちには“楽器"です。
子供たちが作るときにこんなに楽しそうなのだったら、それを鑑賞するときの大人もそれに負けないくらい楽しまなくちゃ、損かな?
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