陳腐な食レポ

　プロの言葉としては聞くに堪えない食レポが流行っていますが、「美味し〜い」「やばい」「かわいい」の３つの言葉を使用禁止にするだけで、テレビの食レポのレベルはある程度向上するんじゃないでしょうか。

【ただいま読書中】『進撃の巨人(18)』諫山創　作、講談社、2015年

　人類側の調査兵団はついに攻勢に出ます。しかし、人型の巨人３体（３人？）はそれを予想し、待ち伏せをしています。調査兵団もまたその待ち伏せを予想し、その裏をかこうとします。それまでの「暴力による対決」から「暴力と知力の対決」にと戦いは変貌しています。これは同時に「戦いの相手（＝巨人）」が「単なる怪物」から「知力を使うべき対象（相手には相手の事情や思惑があるからそれを理解するべき）」であると認識が変貌したことを意味していますが、その意味にしっかり気づいた人類側の兵士はまだいないようです。