デンログデンログデンログ
デンログの柿ピー
ふたりの孤独に星と星とロンド
柿ピー
紺染めの速度を断ち切り
脱出する気道より柿ピーの射出
ヨットの傍の夏の海まるごと、
ゆらぐこの胸の高鳴りうぇ
デンロク
デンロク
指
滑る柿ピー
瞬間に
ラッシュが
くる
柿ピーはすごくひえていて
目蓋を覆う詩集のインクの
文字の一粒(いちりゅう)
一粒一粒のかおり
デンロクはバスの速度
こわごわと湖底から夕へ焦がれて
デンロクが沫として浮かび
蓮の香を脇に忍ばせたアイスクリーム
影は逞しい背を張って
柿ピーと暴徒たちの歓喜をわがこと
のように睨む
笑っている音をなくしてフリジアのように
余裕を凍てつかせてりゅん
柿
ピーのデンログ
デンログのカキピーその舌のデンログその舌がピーナツをねぶりまわす♪マッメ〜はデンロク♪舌からびてカキのほうフヤフヤになっとるねデンロク
デンログのカキピー
やだデンロク、海女の凱旋蛎殻殻(語呂合わせではない)で鋭く切って太母へ捧げた朱のデンロクの
したたりに安寧のため息を海上へ白色にのぼら
デンログデンログのカキピーデンログのカキピー
ほこらしいラッシュデンログのカキピー
さあフィルムの断章
へぼくとさけぼうデンログのカキピーデンログのカキピーデンログのカキピー
デンログのカキピー
パンがふくらむ朝の羽二重
蔦をすり抜けた歓喜の歌が
歌として在るならば
バターのやわさ
、デンログのカピキー
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