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2018年01月20日11:53

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わが谷は緑なりき

『わが谷は緑なりき(How Green Was My Valley)』米国、1941年公開、Richard Llewellyn原作、ジョン・フォード監督、モーリン・オハラ、ら。
19世紀末のウェールズ地方の炭坑町で渦巻く偽善と真実を見つめるようなお話。
家族が揃って幸せだった頃の回顧話は沢山にテーマとされていますし、誰であっても昔を回顧して幸せだった頃を想って胸が熱くなったりしますね。モーリン・オハラはアイルランド出身、ジョン・フォードを含む沢山の西部劇に出ていますね。牧師が炭鉱を去って行こうとする最後の日曜日ミサで、「ここに住む人間の殆どが偽善に身を包んだまま毎週日曜日に教会に足を運んでいた、、」と投げやりとも非難とも自分自身の指導力が足りなかったとも聞こえるような残念な言葉を吐いていたシーンが印象的でした。
鑑賞後に読んだ情報では、
長男イヴォールの妻であるブローウィン役のアンナ・リーが妊娠していた事をフォードが知らずに階段から転げ落ちるシーンを撮影、
結果としてアンナは流産してしまい、フォードは死ぬまで自分を責め続けた、との事ですが、今後ジョン・フォード監督作品を観る度にそのエピソードを思い出してしまいそうです。

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