『小津と語る(Talking With OZU)』1993年公開、 田中公義監督。小津安二郎生誕九十年(没後三十年)を記念したドキュメンタリー。小津に心酔する七人の映画監督が登場。
香港のStanley Kwan(關錦鵬、1957年10月9日〜)、フィンランドのAki Kaurismäki(1957年4月4日〜)、フランスのClaire Denis(クレール・ドゥニ1948年4月21日〜)、英国のLindsay Anderson(1923年4月17日〜1994年8月30日)、米国のPaul Schrader(Paul Joseph Schrader 、1946年7月22日〜)、ドイツのWim Wenders(1945年8月14日〜)、台湾のホウ・シャオシエン(侯孝賢、1947年4月8日〜)。
印象に残ったのは、カウリスマキが「未来よりも過去を凝視する小津安二郎のようでありたい、自分の墓には『生まれてはみたけれど』と刻みたいものだ」と語った事です。また、どの監督だったか、「一人の監督が笠智衆という男の青年期から老年期迄に至る人生を映した様なケースはちょっと例を見ない」、とも語っていた事です。
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