mixiユーザー(id:11672499)

2017年12月07日00:27

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四季を


バスのエンジンが暖かい
吐瀉物は暖かく演繹された地図が
混じり合う地点に生命を呼ぶ、体液と運河の

翳る水飲み場に
復活を風とする乳の香をに切られる
巧みな舞踊は柴のように乾いている

月がでた

誰かが鳩を追い
わたしが銀杏を踏む
茅の神経へ蟷螂が卵鞘を産み付ける


惑う月明かり
ハッセー

月がでた
癌化した齧歯類の塊を無縫のシーツで
転がして
単一軌道上で
スナップを効かせて軌道を守って
投げ付けて
言葉は永遠の木馬
豚のように肥えて
赤道に近いほど時が適当で皆で
緩やかに貧しくなってゆく
肥えている
めっとりと旬をいつわり肥えて
言葉の穂先を
そっと抜き去る夜半

われわれは夜を視ている
海へ続く闇を
あきちゃえばいいのに
言葉が袂で冷えること
あきちゃえばいいのに
少なくともわたし
便座にわだかまる経血
分銅は放つ、熱
地の底をふたりで舐めた、
この舌で
電荷が
聖に
消えた


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