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2017年11月03日15:34

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路傍の石

『路傍の石』1938年公開、山本有三原作、田坂具隆監督、片山明彦、山本礼三郎、滝花久子、小杉勇、沢村貞子、松平富美子、ら。原作者である山本有三の記念館が三鷹駅近くにあるので足を運びましたが、二階に貼られてある
原節子出演バージョンのポスターが強烈に印象にやきついています。原節子出演バージョンはなかなか鑑賞する機会には恵まれません。まず、初回作品を観ました。母・おれん役を演じた滝花久子、って一見弱々しさを感じさせながら見事な適役ですよね。母親役をこなせる女優が複数いた事に安心感を感じます。教師役の小杉勇、この映画ではなかなかの指導者振りを発揮していますね、少し?見直してしまいました。学問は横に置かれながら、丁稚奉公先の呉服屋で子供の片山明彦が御辞儀の仕方を徹底的に叩き込まれるのは可哀想ではなく、人間形成の貴重な機会として有難い教育である事を再認識させられました。それにしても父親が没落士族でろくに働きもせずに山林の所有権をめぐる裁判や自由民権運動に入れあげている様子が描かれていますが、こんな手合いも実際にあったのでしょうか。

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