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2017年10月31日07:12

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温泉で「癒やされたい」人たち

 「温泉で癒やされたい」と言う人は、つまりは疲れ切っている人です。あるいは、病弱の人、足弱の人、障害者、高齢者なども温泉で「癒やされたい」でしょう。では、そういった人が行きやすい温泉は、どこでしょう。行くだけで疲れるようなら困ります。元気な人なら平気でしょうけれど、そういった人は「温泉で癒やされる」必要はないでしょうね。そして、そういった「癒やされたい人」に同行する人も同時に「癒やされる」(お世話で疲れ切ったりしない)温泉は、どこ?

【ただいま読書中】『バリアフリー温泉で家族旅行』山崎まゆみ 著、 昭文社、2015年、1500円(税別)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/439813283X/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=439813283X&linkCode=as2&tag=m0kada-22&linkId=d1153a3e34a9727f9273f7a709b1167a
 温泉ライターの著者が、「障害を持った自分の家族を連れて行ける」「高齢の親を温泉に連れて行きたい友人に安心して薦められる」を基準に選択した「バリアフリー温泉」が二十数軒紹介されています。
 「温泉の紹介記事」と言ったら定番は、泉質のデータ・女将の紹介・浴槽や料理の写真で、本書にもそういったものはありますが、何より大事なこと「障害者や高齢者とその介助者がどのくらい使いやすいか」が具体的に述べられています。単に施設が「バリアフリー」になっています(段差がありません)、だけでは不十分です。上にも書きましたが、往復や旅館内での移動や移乗などで付き添いの家族が疲れ切ってしまうのだったら「温泉で癒やされる」ではなくなってしまいますから。
 いろいろ知っておくと便利な情報も散りばめられています。たとえば「トラベルヘルパー」「バリアフリーツアーセンター」「ユニバーサルツーリズムセンター」「バリアフリー相談センター」など、相談の窓口が日本のあちこちにあります。また、嬉野温泉バリアフリーツアーセンターでは、無料で宿の選定の相談に乗ってくれるだけではなくて、有料ですが、入浴介助制度まであります。これは二人の入浴介助者が1時間ついてくれる、というもので、これだったら一緒に行った家族も安心して温泉を楽しめます。嬉野温泉がもっと近くにあったら良いのになあ。


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