夏休みの巨匠 邦画、ジュブナイル
わりと楽しく見れました。
子供が中心の話なので子供の俳優さんの演技を見続けることになる。
シーンを成立させるだけの演技は出来ているとは思うんだけど、一つは方言のせいか滑舌のせいか台詞が一部聞き取りにくかった。あとはちょっぴり棒だったかな。
でも、子供らしくあったし、何を意図しているかはわかったのでお話をおっかけることは出来た。
終わり方ラストシーンには申し分ないと思った。
ただ、途中起きる出来事の幾つかが、のほほんとした主人公や物語がもつ雰囲気を逸脱して、リアリティがあってシリアス過ぎたような気がする。
見てて「どうやって解決するんだろう?大丈夫なんだろうか」と心配になってしまった。そして心配になると僕の悪い癖で観客から作り手の気分になってしまって僕ならどういう展開にするかとか考え始めてしまう。ちょっとメタ的気分にさせられてしまった。
ネタバレになってしまうが、それらシリアスな問題は基本的には解決されない。
僕的にはそれが少し残念だった。
去年は海外の映画でこの手の子供が映画を撮って誰かにそれを見せるというような映画を立て続けに見たんだけど、それら映画と比べるとこの映画は少し残念な出来かもしれない。
作中で作られた映画自体の意味性やストーリー性やなんかがあとほんのちょっぴりでもあったらそれをきっかけにしてラストシーンに何かを付け加えれたかなあとか妄想してしまう。
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