『自分の肉親を失った悲しみを、歌以外の何を持って伝えられよう。
遠く離れた祖国を想う気持ちを、自分も生きているんだという実感を、
はたまた平和を腹の底から願う時、
いったい「芸術」以外の何がその役目を果たすというのか。』
(宮川彬良 Essay『「ぞうさん」と「シャボン玉」』
http://akira-miyagawa.com/essay.php)
音楽、絵画、演劇、そうした芸術が存在するのは、貴族の嗜みでも高尚な娯楽でもなく(そういう側面はあるにしても)、それでしか表現できない気持ちがあるから、そしてそれを人に伝えずにはいられないから。
人は弱いね。一人じゃ生きられない。なんだか素直にそう思えたよ。
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