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2016年08月05日06:44

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与党も野党も野合

 日本の野党の選挙協力を「野合」と言う人が自民党などにいますが、自民党もかつてはとんでもない野合をしていました。
 時代を45年〜55年に限局します。
 「日本自由党→民主自由党→自由党」と名前を変えたところに分党派が合流します。「日本進歩党→日本民主党」に国民協同党が合流して「国民民主党→改進党」、そこに日本再建連盟が合流して日本民主党となります。この自由党と日本民主党が保守合同で合併することで「自由民主党」が誕生したのです。
 ついでですが、「日本社会党」は51年に「左派」と「右派」に分離、55年にまた合流して「日本社会党」になっています。これは「水と油」の分離と合体?
 そうそう、保守合同直前の自由党では、吉田派と鳩山派が深刻な対立をしていましたが、これは党内に二つの党があったようなものと言えるでしょう。これまた水と油なんですが。
 昔も今も、日本の政治家がやっていることはそんなに変わらないように私には感じられます。

【ただいま読書中】『脳内ポイズンベリー(4)』水城せとな 作、集英社クリエイティブ、2014年、419円(税別)
『脳内ポイズンベリー(5)』水城せとな 作、集英社クリエイティブ、2015年、419円(税別)

 本作を原作とした映画では、コミックとはやや違った展開になっていますが、映画ならではの画像処理とかストーリー展開で、あれはあれで面白いものだったのだ、と本書を読みながら私は思いました。脚本家は大変だっただろう、と思いましたけれどね。
 いちこさんは、絶対に安定した生活ができるはずの越智さんを振って、不安定そのものの早乙女くんとよりを戻します。ところが不安定な生活を破綻させないために、いちこさんの脳内会議は陰鬱というか沈痛な雰囲気に支配されてしまいます。無理に無理を重ね、頑張り続けているのです。これはつまり「あなた好みの私」になるためにその「私」自身を押し殺すことです。
 そしてついに、映画でもとっても印象的だったセリフが登場します。「早乙女のことは好き。でも、早乙女といる自分は好きじゃない」。言う方も言われる方も、そしてそれを読む読者も、心がずきんと痛みます。自分の過去の思い出なども蘇った気がして。
 今、たぶん私の脳内会議は、軽く紛糾しているはずです。


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