「ぼくらの革命歌。」
校内で緊張しながら、
いきなり、
学歴差別をなくす会が、
革命歌を流す。
場がくずれ、
つくえと椅子がさんらんし、
変えられなかった黒板を
学生専用にした。
暴力的に教師をしばりあげ、
いけない
あそびを
告白させて、
催涙弾もなんのその、
怒りのアナーキストが、校内を
壊し始める。
やばい喧騒、
思想は、バリケード、
テーマはやっばり、自由。
金属バットで、職員室を破壊し、
目玉をひんむいた教師を威嚇する。
自由は少しだけ、
暴力で見えた気がしたが、
果てない、
学校の規律に、
とどめをさしたのが、
騒然とした校内自由恋愛だった。
またがった女子の
こうぜんとしたストリップやら、
体育倉庫やらで、
場は和んだ。
どうやら、
ここまでのようだ。
警察が介入し、
一人ずつ逮捕された。
彼らは校内放送で、勝利を宣言した。
「 これが、青春でっす。」
今がたのしい。
それで、いい。
屋上で用意した旗を振る。
肩を組んで、ぼくらの革命歌を歌う。横に揺れる。
おいらたちは、やってのけたよ。未来。
ぼくらは革命歌を歌う。
ぼくらは革命歌を歌う。
ぼくらは革命歌を歌う。ありがとう。
またいつかの革命へ。
肩を組んで歌を歌う。
ぼくらの革命歌を歌おう。
ぼくらの革命歌を。
放水も、
催涙弾も、
警察のがなりたてる声も
青春。
全身に今、生きてるを浴びて。
ぼくら、生きてる。
ぼくらの革命歌を歌おう!!!
砦、万歳!!ぼくたちの自由!!
革命万歳!!!手をとりあって。
放水されながら、
ぼくらの革命歌を歌おう。
いつまでも。
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